星へ行く船―ロマンチックSF (集英社文庫―コバルトシリーズ 75B)
星へ行く船―ロマンチックSF (集英社文庫―コバルトシリーズ 75B) / 感想・レビュー
九月猫
完全版を読んだので、読み比べ。お話の感想などは完全版のほうに書いたので、こちらには違いを。・・・といっても、この巻には大きな加筆修正はなく。「お宅」呼びを「あなた」「あんた」に、「カセットテープ」から「カセット」を削除くらい。ただ、誤字脱字の修正、漢字・かなの表記統一などは多数。素子さんの後書きにもあったように、コバルト編集部・・・ほぼ校正してなかったんじゃないかな(苦笑)完全版の表紙も可愛いけど、コバルト文庫の竹宮恵子先生の表紙がやっぱり好き。「高一コース」連載時のイラストもどこかで見られないかしら。
2016/11/16
た〜
(発掘再読)ロマンチックSFと銘打っている割になかなか人間の闇の部分を描いている。バタカップはこの時点ではまだ潜伏期間のようだ(主に『雨の降る星 遠い夢』の方の感想。表題作よりこちらのほうがインパクトあり)
2015/10/27
しゅわ
急に読みたくなって、倉庫の奥の奥から引っ張り出してきました。当時は数え切れないほど読み込んだ大好きなシリーズでしたが、本当に久しぶり…20年以上振り?…の再読です。いつの間にか、あゆみちゃんどころか太一郎さんの年まで追い越してたけどやっぱり太一郎さんはかっこいいです♪波乱万丈のシリーズ第一作も、文句なしにおもしろいのですが、大人になって読むと、きりん草のお話がとっても深いです。そして…このお話を書いた新井素子女史が20歳だったという事実が驚愕でした。
2012/11/09
混沌工房
突如読み返したくなり、押入れを発掘し、ン十年ぶりの再読。奥付見たら昭和56年発行で、定価は260円!! 実は近年の素子作品は文体が読みにくくてしょうがなかったので、これも読めるかどうか不安だったのだが…むしろ初期の文体の方が読みやすいんじゃないかな。二人称の『お宅』(そもそもこの呼び方がオタクの語源だよね)はじめ、レトロな言い回しに懐かしさを感じる。突込みどころは多々あるけれど、決して古びていない傑作だな。思えば、自分の書くレビューや日記の文体の原典はこの人にあるんだ、と再確認させられた。
2013/07/06
おはなし会 芽ぶっく
令和2年度、5年生ブックトーク授業。テーマ【やま場のある本】国語の単元で『大造じいさんとガン』を勉強中の5年生。やま場(クライマックス)のある本を先生からリクエストされ選書。紹介本のリストと一緒に簡単な感想文の宿題を出しました。夏休み明けが楽しみです。私の蔵書で少し色あせてしまっています。このシリーズでSFの面白さを知り星新一さんなども読みました。懐かしい少女時代のおはなし(笑)竹宮恵子さんの絵に女子が「面白そう」と言ってくれましたが、なかの挿絵は違う人なんですよねぇ。 星へ行く船・雨の降る星 遠い夢
2020/07/22
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