宿なしミウ (集英社文庫―コバルトシリーズ 88A)
宿なしミウ (集英社文庫―コバルトシリーズ 88A) / 感想・レビュー
akane
十代で読んだ当時、何人もの男の間を蝶のようにひらひらとわたり歩くミウ(16歳)のインパクトが強烈だった。不思議にエロチックや不純とかは感じられなくて、むしろ逆に説明しがたい癒し効果があった。舌足らずの間のびする声で、「きゃーい」 「やだぁ」 いろんな男に甘えるというのに、女の私が全然生理的な嫌悪を感じない。彼女をとりまく男たちがいい人ばかりだからかな、と思っていたけど、再読して、やっと理由が判明。ミウのモデルは、ずばり 「ネコ」 です。声、仕草、猫をかなり意識して書かれてる。ミウちゃん、かわいいはずだ~。
2017/02/07
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