プラトニックラブチャイルド (集英社文庫 コバルトシリーズ 88-D)
プラトニックラブチャイルド (集英社文庫 コバルトシリーズ 88-D) / 感想・レビュー
歩月るな
『水曜日の夢はとても綺麗な悪夢だった』『プラトニック・ラブ・チャイルド』『ダーティ・チェリー・ブルース』『拝啓、よびすてごめんなさい』『夢色オルゴオル』『みぃつけた』『雨少年』から成る短編集。一作目はいわゆるデビュー作で、しっとりとしたどことなくミステリアスな作品が多め。序盤の二作の繋がりには思わず唸らされる。同じ部屋を舞台に描かれる象徴的な作品、だけど内容は重苦しくもドタバタ感満載の表題作で、文字通りの落着がなんだか爽やか。『みぃつけた』には吉沢富雄が登場。意外なポジションのキャラクター。
2019/01/14
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