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アウトサイダー (集英社文庫 97-C)

アウトサイダー (集英社文庫 97-C)

アウトサイダー (集英社文庫 97-C)

作家
S.E.ヒントン
Susan E. Hinton
中田耕治
出版社
集英社
発売日
1983-06-01
ISBN
9784086105804
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アウトサイダー (集英社文庫 97-C) / 感想・レビュー

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のりのりのり

中2以来再読。34年ぶり。当時の不良たちがかっこいいつもりで使っている台詞がとにかく、いま読むと恥ずかしいくらいに古くさくて逆にカッコ悪い。日本語訳によるものだけど。しかし、しかし、根底にある物語の美しさ哀しさは当時のままだった。出てくる若者たちみんなが、悩み苦しみ、繊細で傷つきやすく、愛情に飢えている。 一番のくずでタフだとされている、ダラスにこそ、一番繊細さ純粋さ優しさを見いだすとき、胸が締め付けられる。純金のままで、、、『映画』も大好きだった。

2017/08/13

mi_fumi

『「きれいだな」「ああ」ふうっとため息が出た。絵の具があれば忘れないうちにこの景色を描くんだけど。「靄ってこんなにきれいだったんだな」ジョニーが言って、「まるで金と銀じゃないか」「ウーン」タバコのけむりで輪を作りながら言った。』というシーンが際立って美しい小説だった。

2013/06/09

UPMR

大好きな作品。ヤングアダルト小説の名作だと思うのだがあまり知られていないのが悲しい。10代の非行少年たちのツッパルしかない生き方が、主人公の思考や感性がそのまま直結したような率直でざっくばらんな若者言葉で語られ、そこに秘められた繊細さ、純粋さがストレートに胸を打つ。きれいな描写や目を引く言い回しがあるわけでもないのに、ちゃんと心に残る良いシーンがあって、ところどころ古臭いのは確かだけど、描かれた感情は本物だから古びてはいない。

2023/03/10

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