少女小説家は死なない! (コバルト文庫)
少女小説家は死なない! (コバルト文庫) / 感想・レビュー
那由多
少女小説家はパワフル。【2019.8.14 投稿】
しゅわ
勝手に氷室冴子さん再読祭り!の第九弾。ファンレターを脅迫ネタに居候を決め込んだ火村彩子先生はハチャメチャファンタジー作家。ライバル?も個性派揃い。美青年・美少年がぞろぞろ出てきて血みどろの展開になる耽美小説家。十代に流行のフレーズばかりを散りばめるハーレクイーン系。日本語もまともに使えないルンルンポルノ。三十代を過ぎた男性が大真面目?に旧かなづかいで描く清純派百合小説。五人が入り乱れて、編集さんの悲哀なんかも混ざって…ラノベなんて言葉もなかった時代の少女小説の世界をとことんパロった痛快コメディです。
2013/01/13
こひゃくあ
昔読みました。少女小説がラノベ化する前のお話。自爆自虐パロ満載で大笑いした記憶が蘇ります。
永月莎夜(ながつきさや)
久々に読んだけど、内容からセリフからよく記憶していた。 にもかかわらず転げ回って笑って、……ちょっとしんみりしました。 早すぎる死を悼んで。
2008/08/26
Keiko
「雑居時代」に続く、氷室節炸裂な1冊でした。ハーレクイーンロマンスを書いてる作家の事を「あいつの小説にはやたら『海が見たい』って出てくるんだけど、本人そんなこと言ったら周りの男に海水ぶっかけられそうな顏してんのよね」と評する彩子先生が素敵でした。笑
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