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多恵子ガール (コバルト文庫)

多恵子ガール (コバルト文庫)

多恵子ガール (コバルト文庫)

作家
氷室冴子
渡辺多恵子
出版社
集英社
発売日
1985-01-10
ISBN
9784086107198
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多恵子ガール (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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あみやけ

昭和末期の女子中学生のバイブル的な作品ですね。当時の女の子たちはこんなことを考えていたんですね。まったくわかっていなかった田舎の中学生でした。僕は。「なぎさボーイ」もよかったけど、やっぱり2作セットですね。僕は多恵子っていいなって思います。こういう中学、高校時代を送りたかったなって35年以上経った今、思います。きっと今の中学生たちは瀬尾さんとか住野さんとか普通に読んでるんでしょうね。

2023/07/08

しゅわ

氷室冴子さんを勝手に再読祭り!の第14弾。「なぎさボーイ」と対になる、ガールズサイドのお話です。多恵子ちゃん視点でみると、あんなことやこんなことも事情が違って見える…という構成が当時メチャクチャ斬新でした。特に恋心を自覚するところとか、校庭のなぎさくんを見つめるくだりとか…今読むと悶絶するぐらい恥ずかしいけど愛おしいです。おとなになって読むと野枝ちゃんが本当にいいキャラですね~ 言うこともいちいちマトを射てます。彼女のお話も読んでみたかったなぁ。 個人的にはめぐりあい事件のあとのグダグダが長過ぎなのが苦手

2013/02/13

紅咲文庫

『なぎさボーイ』の後に発刊され、その時のまたは全然違う時の多恵子の思いが語られる。元気な顔の裏側でどれだけもがいているのか、軽口の裏側に何を隠そうとしているのか、そもそもどうしてこんなに自分自身をがんじがらめに律しているのか。苦しそうで見ていられない。なぎさには“多恵子に嫌がらせだ“って槇さんと一緒のところを見せつけられるし。両親も先生も、野枝以外のクラスメイトも誰も信じていない多恵子。氷室先生厳しいですってば…

2021/02/13

星落秋風五丈原

なぎさボーイと対。

1984/09/01

こっぺ

な、懐かしすぎる。私が読んでから優に20年以上が経過している。「なぎさ」が図書館になかったので、後回しにして、とりあえず「多恵子」です。たぶん当時の私(小学生)は多恵子ってあんまり好きじゃなかった気がするんだ。だって乱暴だし、うるさいし。でも、大人になるとこんなにも愛しい。可愛い。しっかり大人になろうとしている多恵子、こんなに可愛い子だったとは。なぎさなんて優柔不断なヤツ、やめちまえ~と野枝ちゃんのように大人な私は思う。コバルトの醍醐味は「あとがき」にもあります。「なんジャパ」も読み返すぞ~【図】

2013/04/09

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