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愛からはじまるサスペンス: まんが家マリナ最初の事件 (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-A)

愛からはじまるサスペンス: まんが家マリナ最初の事件 (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-A)

愛からはじまるサスペンス: まんが家マリナ最初の事件 (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-A)

作家
藤本ひとみ
谷口亜夢
出版社
集英社
発売日
1985-07-01
ISBN
9784086107662
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愛からはじまるサスペンス: まんが家マリナ最初の事件 (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-A) / 感想・レビュー

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マリン

コバルト応募作を除けばこれがひとみセンセのデビュー作なわけで、聡明なはずの犯人の動機やアリバイ工作がずさんすぎたり矛盾が多いのは仕方ない!それでもぐいぐい読ませるのがマリナの楽しい語り口調。最初は薫が主人公だったそうだけどマリナを主人公にすることで薫や美少年たちが輝くし、悲惨な事件も落ち込んでられないから楽しい。ひとみセンセが薫が人気出るのを予想してたら真犯人は全然違うキャラだったかもね。それともやっぱり不幸な設定にされてしまったかな。

2020/10/08

アリエル

犯行動機に比べ事件が凄惨なマリナシリーズ。最初から犯人役として登場した巽は大学准教授平均年収1000万以上で実家も裕福。妹の心臓病手術を成功させてから自分が海外移住して距離をとれば、その後に薫は何度も死にかけずにすんだ。巽が破滅に向かう描写は子供でもあちこち矛盾を感じるので批判要因になったのだろうが、最初の事件の犯人心理を作者が計算していたはずもない。悪役だった人物を後のシリーズで薫が好きになった人物として説得力をもたせる話につなげていった作者の手腕に逆に感心してしまった。マリナと薫の友情もいい。

2020/09/22

かぐや

小学生の時に学級文庫に花織シリーズがあって楽しく読んでいましたが、藤本ひとみ先生の小説を読んで衝撃を受けたのがマリナシリーズ。友情に厚いマリナ、和矢、問題抱えすぎな響谷兄妹、シャルルをはじめ魅力的なキャラクターたち。どのキャラクターも子供時代に幸せになってほしい!と祈ってました。しかし最初の事件から悲しすぎる…。

2020/09/12

claire

マリナシリーズの事件は動機がやるせない理由ばかりだけど響谷兄妹をめぐる事件は特に東野さんの「容疑者Xの献身」を思わせます。人間は一生に一度くらい追いつめられて誰かのために人を殺したくなるかもしれない。私も家族のためならまわりに批判されても鬼になれる。それが強くて弱い人間らしさだと思います。サスペンスは一冊めで描写不足だけど風にかえれはわかりやすかった。それを感じとった読者には悲しく思えるのでは😢

2020/10/03

すみれ

ひとみ先生もシリーズ途中で最初の事件を救いようのない犯罪にした事を後悔したのではと思うほど犯人キャラが別人のよう。マリナも薫も人気の高いキャラだし、大人になって読むと事件に矛盾も多い。一部ファンからキャラ叩きの理由にされてしまってるけど、逆ハーレム要素ないのにマリナと薫の友情が素晴らしく、これでマリナシリーズにはまった小中学の同級生たくさんいました。

2020/09/06

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