ありがちのラブ・ソング (集英社文庫 コバルトシリーズ 88-V)
ありがちのラブ・ソング (集英社文庫 コバルトシリーズ 88-V) / 感想・レビュー
歩月るな
これが書かれた時点の半年先の時点、と言うか書いている時点で既に時代遅れのローテクになる事を勘案されてるあとがきがもう何とも言えないのだけれど、まだ根本的に「人間のやる事」であるために技術が進歩してもやってること自体は変わらない。『SCORPION』のウォルターなんか顕著と言うか、そのまんまである。とは言え、『AIの誘拐事件』に端を発する今回の作品は、最先端の犯罪を描きつつ、当時認知の浅い少年犯罪に触れている。『あぶない刑事』がそろそろ始まる頃。『グリッドマン』も『電脳山荘殺人事件』も平成に入ってからの事。
2019/01/27
aoko
実家で本の整理中。昭和62年(西暦1987年)の作品。人工知能が誘拐され、それをパソコン通信の仲間が解決する。今となっては古いけれど、当時の様子が分かるのは興味深い。あとがきでハッカーと一緒に「例の筑波の事件」と書かれているのが気になる。
2023/05/23
nekoja
ITは時代の流れが早すぎて、これをネタにした話は今読むとやはりつらいものがある。しかし「セリカ」ってほとんどまんま初音ミク(いや、歌ってないけど)。
2010/09/29
syam
二十数年ぶりの再読。パソ通黎明期の雰囲気とH2O(藤原カムイ)を思い出す。科学とファッションの最先端を描いたものは後で読むとつらいものがあるなぁ。
2010/03/19
ミレー
ckの話を読みたいなー。好きだわー。せりかさんは相変わらず罪を犯しすぎててちょっとなー。
2016/01/26
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