星影のブレス (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-Z ユメミと銀のバラ騎)
星影のブレス (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-Z ユメミと銀のバラ騎) / 感想・レビュー
看護士
火狩は好きだったのでシリーズ後半にちらりとも思い出さないヒロインにがっくり。愛して尽くしても報われない女に恋する男が多すぎる。主役カプファンだったけどユメミは鈴影だけで満足してくれないのが浮気性に見えて鬱だった。
2020/09/30
しぐれ
藤本ひとみの女主人公の正義主張、大人になってみると身勝手な押し付け設定だったと気づいた。【私は悪くない。私は天然だから他人を傷つけても気づかないし他人より贔屓されても当然。私は好きな男に愛されるため相手が困ってもアタックする。私は愛されてるけど他の女たちは意地悪だから嫌われてる。私は正しいわ、間違ってるのはあなたよ!】この図々しく他人の気持ちを考えない性格は主婦じゃないし痛すぎる。思いやりにあふれ愛される女主人公という作品内の設定と合わなさすぎて、美少年たちは女主人公のどこに惚れたのか?理解できない。
2019/06/02
アラジン
皆さんのご指摘通りまさしく鈴影とユメミのロミオジュリエット恋愛(悲恋に見せかけていちゃつく)のシリーズ。しかし総帥と貴女として働いたのは月光のピアスだけ。ヒロシと冷泉寺を当て馬として利用する描写は、読者が不快を感じるほどエスカレートしていくので鈴影とユメミを応援する気になれない。変身組はこきつかわれるだけで哀れすぎるし鈴影はユメミしか守らないし。仲間を大事にしない騎士団やファンタジーは珍しいと思う。藤本ひとみの主役の恋愛感に同意できなくなってきた。ユメミは浮気OKだけど取り巻き男子はNGなのか。
2020/11/08
銀の扉
恋人と両思いにして幸せにしたキャラはその後登場させにくいのか。失恋確定なのに片思い相手のヒロインにつきまとい尽くし続ける美少年たち。毎回出すためヒロインに永久執着する構図を変えたくなかったんだろう。 でも読者は好きなキャラの不幸が悲しすぎてどんどん読むのを止めていき、主人公カップル以外のファンは残らなかった。この逆ハーレム縛りのせいで、愛されヒロイン以外のキャラは全員前向きに感じなかったよ。ファンタジー変身超現象は楽しかったのに、ヒロイン以外みんな不幸なのは主人公感情移入読者に優越感を感じさせるため?
2020/08/28
久我
読み始めた頃は自分も逆ハーレムの主人公モテモテっぷりを楽しんでいたかもしれませんが、失恋確定の当て馬キャラたちがいつまでたっても成長しない。ユメミや鈴影に冷たく利用されてもすがりつき尽くし続ける様子は宗教のようです。それをなんとも思わず命令したり守ってもらい感謝しない主人公カップルにうんざりするし、当て馬キャラの悲惨な描写の多さに、とても冷静な気持ちでは読めなくなりました。マリナシリーズのようにヒロシ、光坂、冷泉寺にはファンがつくはずが、あまりの冷遇っぷりに数冊で読者が離れていくほど惨めで可哀想…。
2013/05/24
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