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君のためのプレリュード (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-AE 新・花織高校恋愛)

君のためのプレリュード (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-AE 新・花織高校恋愛)

君のためのプレリュード (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-AE 新・花織高校恋愛)

作家
藤本ひとみ
さいとうちほ
出版社
集英社
発売日
1990-03-01
ISBN
9784086113885
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君のためのプレリュード (集英社文庫 コバルトシリーズ 183-AE 新・花織高校恋愛) / 感想・レビュー

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RAM

当時中学生で藤本ひとみのコバルト文庫は全部読んでいたが、この新花織と銀バラは途中で挫折してしまった。恵まれすぎた主人公がモテモテなのはまだいいが、主人公が友人や仲間を傷つけてもそれを注意する男がいなくてみんな甘やかしてばかり。自分にベタ甘な少年たちを従えながら、図々しいほどに本命にアタックし続ける主人公。藤本ひとみの特徴だけど、同じクラスにこんな女子がいたら到底友達にはなれない!と思っていました。もっと主人公が挫折したり、成長していく話にしてほしかったな。

2020/10/11

亜美

藤本ひとみの女主人公は自分本位で他人を傷つけても無視する図太い神経の少女なのに、スパダリイケメンたちは群がり尽くしたがる。コバルト末期には「なぜモテるの?」と読者からも賛否両論だった。文芸の藤本ひとみの女主人公はしたたかさやずる賢さで男たちを上手に利用する。そちらが書きやすい女主人公なんだろう。今も児童書で逆ハーレムを書いているが、女主人公は容姿以外にモテる要素が無い。マリナ(友達思いから同情へ)→ユメミ(世話焼きから守られて当然へ)→花純(自立から愛され依存へ)→アーヤ(最初から自分だけ大事) と悪化。

2020/10/10

ねむねむ

藤本ひとみの逆ハーレムは未完のほうが読者は幸せなのでは。特定キャラにはまらなかったから俯瞰的な見方になるが、モテヒロインが一人の本命男と結ばれても読者は満足しない。イケメンすぎるヒーローは一人の女に尽くす人生を送るはずがない。と作者が考えているような印象を受ける。 新花織…最初から美人で頭がよくてスタイル抜群と自信満々で他人を見下していた完璧ヒロインが年下の美馬と家族になる。イケメン美馬にドキドキさしながらも優位に立とうとするが思い通りにならず、結局別れて終わり。(他シリーズも一冊目に記載)

2020/10/19

しぐれ

藤本ひとみの女主人公の正義主張、大人になってみると身勝手な押し付け設定だったと気づいた。【私は悪くない。私は天然だから他人を傷つけても気づかないし他の女より贔屓されて当然。私は好きな男に愛されるため相手が困ってもアタックする。私は愛されてるけど他の女たちは意地悪だから嫌われてる。私は正しいわ、間違ってるのはあなたよ!】この図々しく他人の気持ちを考えない性格は痛すぎる。作品内設定で思いやりありとされてるユメミより最初から自信満々の花純は矛盾は少ないが、美少年たちは女主人公のどこに惚れたのか?理解できない。

2019/06/02

黒木@コバルト文庫

藤本ひとみさんの銀バラシリーズのあとに読み始めシリーズ3冊目で挫折。自分の容姿や才能に自信満々の主人公の高飛車な態度や考え方に1ミリも共感できなかったので、花純に甘い美馬や取り巻き男達もまったく素敵に思えませんでした。努力しても報われない助けてあげなきゃならない女がたくさんいそうなのに、結局男は顔とスタイルと若さがあれば性格に難ありでも近づきたくなるのねと現実世界の女の格差を自慢しているような話で、主人公の悩みも自分にあれこれコンプレックスを抱える普通の高校生女子からは贅沢にしか見えませんでした。

2020/11/01

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