銀の海 金の大地 1 古代転生ファンタジー (古代転生ファンタジー/銀の海 金の大地シリーズ) (コバルト文庫)
銀の海 金の大地 1 古代転生ファンタジー (古代転生ファンタジー/銀の海 金の大地シリーズ) (コバルト文庫)
- 作家
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 1992-03-03
- ISBN
- 9784086116152
銀の海 金の大地 1 古代転生ファンタジー (古代転生ファンタジー/銀の海 金の大地シリーズ) (コバルト文庫) / 感想・レビュー
春一番
少女小説の大家が贈る古代日本を舞台にした和風ファンタジー。主人公の真秀は大豪族の首長が奴婢の女に産ませた娘。真秀は業病に侵された母御影のために薬をもらいに目と耳と口が不自由だが霊力を持つ兄真澄と共に異母兄をたずねる。そこで真秀は母の一族で巫王の血脈だと言う佐保のことを知る。育った息長一族の間でよそ者扱いされていた真秀は佐保に行くことを望むようになる。結構ドロドロとしたビターなファンタジー。
2022/10/12
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「銀の海 金の大地」第一巻。〈古代転生ファンタジー〉です。時は古代、大和朝廷が形になりつつある頃です。主人公は真秀(まほ)、淡海が舞台、母の御影と兄の真澄を守って必死に生きている姿が好きです。勇気貰えるお話です。今巻はまだまだ設定の説明段階です。これからの展開を楽しみに読みます。
2020/09/20
キラ@道北民
少女でなくなってからも買い続けたシリーズ。大和王権が成立して間もない時代のファンタジーです。少女小説には珍しい時代設定、そして内容が氷室さんらしく、また知らなかった世界が開いてワクワクして読んでいたのを思い出した。まだまだ序盤、次へ進みます。
2020/02/01
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
*古史古伝・1巻*真秀(マホ)は湖の国、淡海で育った。だがその集落の一族ではない。ヤマトの大豪族の首長がどこかの奴婢に生ませた子であった…。そんなある日、業病を患っている母の薬のため、丹波へ向かう。それが、運命を変える旅とは、このとき知る由もなかった…――読メ参加前、社内の読友さんにご紹介頂いた傑作ファンタジー!本シリーズの内容は『古事記』のサホヒコの乱がベースですが、実に深いところまで検証したなと唸らせる。そして、何より主人公達の力強さに元気を頂ける!何度読んでも感動できる作品を教えてくれてありがとう!
2013/07/30
Ryo
再読。まさかの佐保一族は名前しか出てこない1巻w神々の愛児(現代でいう障害者)の母、御影と兄、真澄。2人をたった一人で守ろうとする気の強い少女、真秀。古代の日本、王族と奴婢(どれい)という特殊な世界とその世界の中でもまた特殊な境遇の主人公と家族、霊力を持つ佐保の国、異母兄弟なら結婚もありうる世界ながら同母兄弟(異父兄弟)ならば禁忌とされるなど特殊な作品世界を紹介する序章のような1冊。メインヒーローである佐保彦は名前すら出てこないけど、それでも全然面白く読めるのは流石。
2013/10/04
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