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炎の蜃気楼シリーズ断章/番外編 最愛のあなたへ (コバルト文庫)

炎の蜃気楼シリーズ断章/番外編 最愛のあなたへ (コバルト文庫)

炎の蜃気楼シリーズ断章/番外編 最愛のあなたへ (コバルト文庫)

作家
桑原水菜
東城和実
出版社
集英社
発売日
1992-03-03
ISBN
9784086116176
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炎の蜃気楼シリーズ断章/番外編 最愛のあなたへ (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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みや

番外編。『最愛のあなたへ』富山県魚津が舞台。普通だったら美しい物語になりそうなタイトルなのに、ここまでの流れを知った上で聞くと恐怖と狂気しか感じない。そして、あながち間違いでも無かった。直江さんが本領発揮。結婚の誓いの言葉が「死が二人を分かつまで」になっている意味をまざまざと痛感した。永遠の愛が美しいとは限らない。不安だったBL感は無く、今後も楽しめそう。佐々成政の悲恋話が素晴らしく良かった。『凍てついた翼』14歳の高耶。王道の青春ヤンキー物。高耶君の脆さや譲君の懐の大きさよりも三井君の闇に惹かれた。

2018/05/29

フキノトウ

読んで良かったです!面白かった^^追い詰められた、景虎と直江の会話が痛々しい。少年の高耶も居場所が無くてさまよう感じがとっても切なかった。そして、グイグイ高耶との距離を詰める譲。いい子だわ~^^

2013/12/29

枯伍

5.5巻。表題では高耶、直江と富山へ。刺身食べて仕事してのんびりふらふらしてるところまでは微笑ましいのだが。早百合の事件と相まって直江の自制が崩れていく。無邪気な高耶のなかに棲む景虎がいい。高坂も引っ掻き回しにいい味出してます。中学生番外編はグレまくってた高耶が譲に心を開いていく話。直江になんかされるまえに三井にいろいろされてるじゃないですかーと思ってみたり。

2018/01/04

藤月はな(灯れ松明の火)

「覇者の魔鏡」から読んで2人の関係がぎくしゃくしていたのに疑問を持ち、慌ててこちらも図書館で予約しました。断章では直江の自分の思いに縛られ、屈折し、理性が崩壊寸前の様子、番外編では高耶さんのすさみぶりに絶句するしかなかったです。そりゃ、あんなことがあったら気まずくなりますよ・・・。一方の小百合姫に対する佐々成政の思いにはしんみり、来ました。そしてどうしても直江にB'zのbad communicationが脳内で流れて仕方ありません(あの曲、浮気の歌なのに・・・。特にサビと2番のBメロ)

2012/01/14

カキ@persicape

それなりに色々なジャンルをそれなりに数多く読んできたはず。そんな27歳の私にコバルト作品が襲いかかり読書人生に深い爪痕を残すとは....。文体は軽い。表現から漂うラノベ臭。なのに飼い慣らさないと酔い潰れるほど扱いに困る愛憎がそこにある。もはや形を成さないほど歪みきったその激情を私はたまらず愛おしむ。たった1冊の本作は5.5巻でも幕間でもない。まさに「断」章。ここまで積み上げてきた違和感あるけど普通の小説がブチっと無慈悲に音を立てガラガラと崩壊する。どうするつもりだ?2018年の読書ライフが楽しみだ(白目)

2017/12/29

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