炎の蜃気楼シリーズ(6) 覇者の魔鏡(前編) (コバルト文庫)
炎の蜃気楼シリーズ(6) 覇者の魔鏡(前編) (コバルト文庫) / 感想・レビュー
みや
関東編。前巻のドロドロから一転、女子高生のキャピキャピから始まる。無性に癒された。歴史が根強く残る日光と歴史が更新され続けている東京という相反する2ヶ所での同時進行が面白い。再登場も多く、実際には会うはずのなかった武将達の会話に心躍った。高耶君は「言ってくれないと分からない」と責めながら自分も酒に酔って初対面の相手に零すだけで、全てを知る千秋君たちも中途半端にしか口を出さないから非常にじれったい。作品の中に入っていって全部ぶちまけたくなるが、彼らの懊悩する様子が見どころなので、もう少し見守ることにしよう。
2018/05/31
藤月はな(灯れ松明の火)
「最愛なるあなたへ」を読んでいないためなのか2人の間に何があったか気になります。なんだか自暴自棄になっている自虐の直江、高耶さんが直江が自分へ向けている思いが仰木高耶自身に対してかそれとも景虎に対してかというジレンマに悶々とする姿が痛々しいです(それもほんの序の口だと思うと恐ろしい・・・・)景虎の親元である北条氏も登場し、きな臭さが倍増しております。そして千秋の譲たちに対しては分かる人には分かるぼかし言葉を使って、綾子さんには直截的な直江と高耶さんへの罵倒を読んだ時にはお茶を噴き出しそうになりました(笑)
2012/01/11
枯伍
紗織の要請で東京へ赴く高耶、千秋、綾子、譲。怨霊退治後、やさぐれた高耶に千秋のお説教ターイム♪ さらにぐれて夜の街でケンカ沙汰のあげく知らない男についていく… 一方直江もささくれた気持ちを抱えたまま日光でお仕事~高坂はどこにでも出てくるな。二人は圧倒的に対話不足と思われます。高耶が本音を吐き出すのも知らない男の前でだし。まあ氏照兄なんだけどさ。というわけで北条に囚われる高耶、謎の集団にさらわれる譲、で次巻に続く。小太郎初登場でいきなり高耶さん抱っこか。勝手にお姫様抱っこだと思っとく。
2018/01/04
フキノトウ
景虎との間に何があったんでしょうか。「最愛のあなたへ」を飛ばして読んでしまいました。直江と景虎は離れちゃいかん!と強く思った巻でした。
2013/12/28
カキ@persicape
盛り上がってまいりました!!主要人物が囚われると燃えるよね↑衝撃の5.5巻。あの展開から先、どう始まるんだろうと読み始めたら、サイキックアクションに戻ったお?しかも周りの人間が「やれやれまったく困ったもんだぜ」という感じで5.5巻のあれやこれはとっくの昔に前提だ的な感じでナチュラルに話している!?そんな流れだと私も「やれやれ2人は昔からあれだよな」という心待ちへ自然と汚染されていくわwwそして直江氏は無駄に私のツボを突いてきますわ。憂いに満ちた冷たい直江氏を舐めるように盗撮したい気持ちでいっぱいです←
2018/01/02
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