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炎の蜃気楼(ミラージュ)〈25〉怨讐の門 白雷編 コバルト文庫

炎の蜃気楼(ミラージュ)〈25〉怨讐の門 白雷編 コバルト文庫

炎の蜃気楼(ミラージュ)〈25〉怨讐の門 白雷編 コバルト文庫

作家
桑原水菜
浜田翔子
出版社
集英社
発売日
1998-07-01
ISBN
9784086144742
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炎の蜃気楼(ミラージュ)〈25〉怨讐の門 白雷編 コバルト文庫 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

自分のエゴなどの汚さを理解しても信頼していた者から見放されても存在を否定されても背負い、追い求める苦しみに傷つき、のたうち回ろうとも己の存在を戦って勝ち取るために生きることの重さを突き付けられました。自分を越えようとしていた者の妥協が許せなく、歯痒く、思う気持ちからのあの言葉は妥当だと思わずにはいられません。「ケべス」と山人の関係は気づいていたものの鮎川さんが出会った遍路の名に同じく、驚きました。そしてやっと名を呼ばれて存在を認められた「彼」を思うと胸が締め付けられます。長秀の婿入り宣言に男を見ました。

2012/03/07

枯伍

高耶赤鯨衆に帰還す。直江を解放するために嶺次郎に事情を話すも、直江自ら入隊志願。伊達の武器工場に味方を奪還しに行くところは手に汗握る展開。別口で侵入していた兵頭もかっこいい。別部隊を不服とする直江に「のしあがってこい」もしびれるねえ。ケベスの意味、八十八ヶ所結界と裂命星、謎の遍路の言葉でだんだんと知れてくる。潮の正体は引っ張るなあ。海越えて小太郎がやってきた!獣ならすりすりしても怒られない… 窪川の激戦を経て、調伏不能に気づく高耶。そして一蔵が伝えた言葉が――裂命星はどれに使われるんだろうねえ。

2018/01/26

ユーリ

四国編て苦手だと思ってたんだけど、今読むとメチャクチャ面白いじゃないか!戦闘のシーンが、阿蘇の時あたりにくらべてスピード感が増して読みやすくなった。高耶の演説はよかったなあ。カリスマはここぞという時にしか出張らないからこそ聴衆の心を動かす。桑原さんが予告していた「高耶にいつか言って欲しい言葉」は結局分からなかった。「これでこそ、彼」という言葉が多すぎて。

2010/03/01

あすな

「正式に赤鯨衆への入隊を希望する」。うわあああん!おかえり!直江氏!/いや、まあ、実際は全然“おかえり”って状況じゃあないんですけどね。でも、久々に高耶ちゃんを側で守る直江氏を見られるかと思うと、嬉しくて涙が…。と、思ったら別部隊ってー!!しかも、兵頭さん。あんた、めちゃくちゃ不味い立ち位置だよ。憎悪を含んだ視線を感じたとき、それは敵じゃない。直江氏です(断言)。直江氏、どうか理性を持って接して下さい。/「その程度で壊れるものなのか?おまえの忠誠は」。…女王様が目覚めなすったぞー!ゾクゾクしちゃう!

2014/02/03

ちゃかみ

私的に千秋のミホへの婿宣言がとてもよかった(笑)千秋は唯一ラフですね。そして高耶さんの調伏力が……直江を必死に呼んでて、可愛いです…(爆)お揃いの霊枷とか!

2010/06/22

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