マリア様がみてる 8 いとしき歳月(後編) (コバルト文庫)
マリア様がみてる 8 いとしき歳月(後編) (コバルト文庫) / 感想・レビュー
かのこ
シリーズ八作目。「will」「いつしか年も」愛しきリリアンでの最後の時。集大成の魅力を放つ薔薇さま方の卒業、本当にさみしい。祐巳ちゃんや祥子はこの巻を過ぎても、いろんな成長をして、楽しいエピソードもいっぱいあるけど、祐巳ちゃんが一年生のこの巻までの雰囲気すごく好き。「片手だけつないで」志摩子が白薔薇のつぼみになるまでのエピソード。視点が新鮮。出会いと別れはセット。いつか別れることを恐れて、関わりをもたないなんて味気ない…。こんな言葉をかけられるようになるなんて!お姉さまの目は間違っていなかった。
2020/04/19
みっこ
【5〜8巻感想】漫画のようにさらっと読んでしまうので、感想はまとめて。薔薇様たちの卒業が寂しすぎる。そしてとても懐かしい。初めて読んだ学生時代、大きめの部活の代表をやっていて、この作品で言えばちょうど『つぼみ』から『薔薇様』になるあたりで。先輩の代表がいなくなるのがすごーく不安でした。『春が来て夏が来て…。日々の生活が忙しくて、気がついたら私がいないことの方が普通になる』『弱みを見せたからって、きっと誰も志摩子のこと攻撃したりしない。もしその弱いところを攻めるようなやつがいたら、それは志摩子にとって→続き
2020/06/01
kitten
初代薔薇様がたの卒業式。蓉子と聖、蓉子と江利子、江利子と聖。3人の過去からの付き合い、関係が明らかになる。高校時代の親友って、たぶん、ずっと親友だよね。この三人では、やはり白薔薇さまの物語がよい。本当、「いばらの森」のことを思えば、白薔薇さまは、よい方に変わった。そこには、蓉子、祥子、祐巳の、紅薔薇三姉妹が深くかかわっているんだ。祐巳は全然自覚ないけど、周りにすごくよい影響を与えている。志摩子さんに対してもそう。次はいよいよ、桜の季節。チェリーブロッサム。
2021/03/12
扉のこちら側
2003年頃に初読。卒業式を描いた数々の作品を読んできたが、そのなかでもお気に入り。できるなら聖と志摩子の話は卒業式前に読みたかった。
2010/01/24
みーる(●´ω`●)
ついに卒業してしまいました…送辞と答辞の場面では潤みました。紅薔薇さまがかっこいい!薔薇さま達の出合いやこれまでの経緯なども描かれていていました♪最後には白薔薇さまと志摩子の経緯も描かれていて満足です♪さて、次巻からはおそらく祥子が紅薔薇さまでの物語になると思います♪期待!!
2012/11/16
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