炎の蜃気楼シリーズ(32) 耀変黙示録 3 ―八咫の章― (コバルト文庫)
炎の蜃気楼シリーズ(32) 耀変黙示録 3 ―八咫の章― (コバルト文庫) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
人は不安を取り除くのに楽だから誰かに元凶を押し付けるという最も唾棄すべきであるのに、人として生きていくと逃れられない。無理解はどこにもあるという事実と真実を求める思いが対照的でした。一番、敵にまわしてはいけない人は直江だと思っていたのですが譲、お前もかっ!「霊界のブラピ」こといい人な彼が安田長秀という原名ではなく、千秋修平と名乗ったことがたまらなく、嬉しかったです。
2012/03/15
RIE5
この巻のラストのシーンが、実は森野が読んでる同人誌…というオチ(きゃああああ、成田ぐぅん!!!と仰木くんがぁあ!!と叫びながらも凝視する姿)だったらいいのにー!とか頭によぎったけど、わーん、そんな妄想してる余裕すらないー!!でも、長秀が、自分を名乗る時に、千秋、という名前を選んでくれたことが嬉しかった。 この巻まではリアタイで読んでました。次の巻からは、買ってたけど読んだ形跡がない。ようやくあの頃に追いつけた。
2010/12/28
ユーリ
「敗北した人間のほうが、勝った人間よりも遥かに多くの事を手にする」高耶さん、名言です。記紀はやっぱり難しい。漢字の読み方も独特だし。それにしても、高耶はつくづく受けなんだなあ。
2010/03/17
きな粉
綾子さんに続き千秋(体無いけど)も出てきて、「景虎」と呼ぶ彼らに夜叉衆だあ~と感慨深いです。黒く覚醒の譲が高耶を拐い盛り上がってきました。
2016/01/25
momo
闇戦国の真相に迫るうちに、本格的に話が記紀神話や日本の草創期に及んできて、あまりのスケールの大きさに背筋が凍ってきた。もう一人のタカヤの登場や、ずっと四国にいたらしい霊界のブラピさんの再登場が嬉しい一方で、譲……純粋に高耶を想うかつての姿が垣間見えるのが何とも言い難い…… 直江の「このまま腑をすすりたい気分です」が個人的にクリーンヒット。
2013/09/13
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