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いつもポケットにショパン 3 (集英社文庫(コミック版))

いつもポケットにショパン 3 (集英社文庫(コミック版))

いつもポケットにショパン 3 (集英社文庫(コミック版))

作家
くらもちふさこ
出版社
集英社
発売日
1995-09-14
ISBN
9784086172059
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いつもポケットにショパン 3 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー

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ばう

相変わらず精神的に幼い麻子ちゃんだけれど、周りの大人たちに導かれてそれでも少〜しずつ成長していく。松苗先生もお母さんもとっつきにくいけれどとても素晴らしい人。掃除をしながら静かに松苗先生を見送る生徒達が良いです。

2019/05/05

こぽぞう☆

昔の漫画は3巻くらいで完結するのが多かったなー。

2019/04/04

里季

むかーし昔、付き合ってた彼氏に借りて読んだコミック。あのころは、なんだか泣けて泣けて仕方なかった。駅のホームで手繋ぎながら、「きしんちゃん」「あーちゃん」なんて呼び合ったりして・・・でも、30年以上たって読んでみて時の流れの非情を感じてしまった。あれほど涙が出たのに、その後歩んだ自分の人生について流した涙の方がはるかに多く、まっさらな心のままで漫画を楽しめた頃がもう戻ってこないことに気づいてしまった。ん?彼と別れてしまったから、こんな風に思うのかな?とにかく、この漫画は、私の大事な心の宝物です。

kamakama

今の若い人たちはインターネットの発達のせいで情報があふれる中に生きている。それが幸せなことだと、昔を知っている私には思えないことがよくある。このマンガが連載されている当時は携帯もパソコンも今ほど普及してはいなかった。情報が入ってこない分、自分の世界を深め、育てるという豊饒な時間がまだあったように思うのだ。主人公麻子の成長もそんな時代の中で紡がれたものではないだろうか。孤独の中で穴があくほど自分を見つめ考えをめぐらすという時の使い方は今はしにくくなってしまったのではないだろうか。

2010/11/30

Mercy

80年2月号から81年7月号の『別冊マーガレット』に連載された、くらもち25歳ごろの代表作。演奏を「絵描く」困難を乗り越えて、成功している数少ない例だろう。叙情性に限れば、『ルードウィヒ・B』や『のだめカンタービレ』を優に超えている。愛子や、松苗といった教師たちの節々のことばは、時に素人目には厳格すぎる印象を受ける。しかし、麻子の成長が、二人の指導方針の勁さを例証している。わたしはいまだに、子供の意に反した早期教育に賛同できない。しかし、もし麻子のような人格を生めるのなら、教育の意義はあるのかもしれない。

2016/03/26

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