砂の城 1 (集英社文庫(コミック版))
砂の城 1 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー
Aquarius
予想外の展開にこれはロマンスなんじゃないのか!?と。身分の壁、認められぬ結婚に両親の事故、駆け落ち、記憶を失った先での結婚、そして記憶を戻すときには時既に遅く、思い出の中だけで生きていくフランシス。残されたのはフランシスの子。そこから本編はやっとスタート。重いぞ重すぎる。リボンコミックスおそるべし。こんなの読んでいたら今の少女漫画の甘ったるさは…(比較するのが間違い)続きを読むのが嫌だけど読みたいそんな感じ。解説が中島みゆき?え?あの?でちょっと面白かった。
2015/10/30
かさお
1970年代の懐かしの名作。かつて愛した男性が記憶喪失の間に余所で作った息子に彼と同じ名前をつけ引き取り育てるナタリー。身分違いの恋、崖から転落、記憶喪失、年齢差17の恋と嫉妬。 「もうたくさん!あの幸せそうな笑顔が!あの声があの目が!私を追い詰めるのよ」このセリフはピチピチ(死語)した砂糖菓子の様な女の子にフランシスを取られると嫉妬したセリフだけど、痛い、突き刺さる。年老いた?今読むとナタリーの苦しみが、グサリグサリと出血多量で瀕死。1人一条ゆかり祭りを水面下で開催してたけど、ちょっと記録しときます。
2021/07/04
あつ子🐈⬛
著者買い。なんだかドロドロしたのが読みたくて(笑) パパフランシス、腹立つわー。
2020/04/29
ぴよ子
お嬢様として生まれ、一緒に暮らしていた孤児のフランシスと恋に落ちて結婚しようと思っていたナタリーだが、賛成してくれていた両親が飛行機事故で死亡、叔母の反対を受け、駆け落ちし、崖に転落。なんとか助かるもフランシスは行方不明。そして数年後、フランシスを見つける。フランシスは記憶喪失になって結婚し、子供までいた。しかしフランシスも死亡、妻も後を追い、子供が残される。そしてその子供をナタリーは引き取るという話。すごいメロドラマだけど面白い!
2017/11/07
ぐうぐう
序盤における怒涛の展開がすごい! 少女漫画に悲恋は付き物だが、それだけで数巻の長さを描くこともできるのに、一条ゆかりは一気に凝縮して描き、あっけないほどに悲恋にケリを付け、それを主人公ナタリーのトラウマとしてしまう。その潔い展開に思わず惹き込まれるのだ。
2011/02/20
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