耳をすませば (集英社文庫(コミック版))
耳をすませば (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
1989年の連載作品。アニメは知っているけれど、ぜひ原作を読みたい、と思いながら今日の今日まで保留になってました。まさか新刊で買えるとは! 映画のシーンも思い出されるけれど、原作の味わいも、すごくよかった。塗りつぶしなしのページを効果的に使っているのが美しいと思えるし、等身大の中学生生活が感じられる。アニメにある劇的なイベント、たとえば楽器や「カントリー・ロード」、進路にかかわる親子ドラマは、原作にはないのだが、それがかえってさらっと読めて、何よりもマンガらしいデフォルメのシーンが楽しかった。愛読します。
2022/10/26
昼夜
何回見たかわからないくらい映画が好きだし漫画ののほほんとした空気も好き。今の図書館のシステムではもう味わえない図書カードのドキドキ感がいい。耳をすませばの言葉の使い方が凄い好き。
2010/11/04
藤月はな(灯れ松明の火)
子供の頃、大好きだった映画の原作。学校帰りのヴィレヴァンの宮崎駿特集で見つけました。映画は進路に悩む中3で雫の姉は大人で聖司君はヴァイオリン作家志望という設定ですが、こちらでは中1で姉も高校生で聖司君は画家志望と大分、違います(猫もムタさんじゃない)映画と原作の漫画は別物だったんだな~。でも漫画もファンタジーが入っているけど、誰もが経験したことのある頃の細やかな感情や季節感の表現の仕方や図書カードや眼鏡などの小物の使い方が素敵です^^
2013/11/05
たるき( ´ ▽ ` )ノ
再読。漫画も映画も両方大好き♡♡一生手放さないで、大切に読んでいこう。読むたびに暖かな気持ちと懐かしさをくれる一冊。
2016/12/07
まきこ.M
夏になると読み返したくなる本。本好き(しかもファンタジー!)、図書館の貸し出しカードから始まる恋、とても素敵なアンティークショップ地球屋、そして雫のキャラクターに天沢君のぶっきらぼうな優しさとまっすぐ夢に向かう心意気ーわくわくする設定に毎回ひきこまれます。雫のふと入り込む妄想という名のファンタジーが共感できて、妖精のようなおとぎ話や浪漫に浸っても問題なし!って思えます。地球屋のおじいちゃんの語るアンティークに纏わる物語が切ないオルゴールの響きのような余韻を残します。こんな夢いっぱいの物語に沢山触れたい。
2015/08/20
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