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子供の庭 (集英社文庫(コミック版))

子供の庭 (集英社文庫(コミック版))

子供の庭 (集英社文庫(コミック版))

作家
いくえみ綾
出版社
集英社
発売日
2007-04-18
ISBN
9784086186223
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子供の庭 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー

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何かが自分と似てたわけでもないのだけれど、タイミングが合いすぎたのか最後で泣けてしまった。でも悲しい話ではないし大きな感動を呼び起こすような作りでもない。ただ個人的に色々気持ちがシンクロしてしまったようだ。小さい時の親の離婚で兄は母と、妹は父と祖母と暮らし、母の死をきっかけに戻ってきた兄とその家族を描いたこの作品。主人公は読み手が決めればいいのだと思う。登場人物の誰かに感情移入しながら、淡々とした生活がいかに本当は幸せなものなのか、あらためてじんわり感じたりして。押し付けがましくないシナリオが良かった。

2013/09/15

みのにゃー

優しい祖母と漫画家の父に育てられた女子高生の佐穂が主人公。幼い頃、一つ年上の兄を連れて家を出た母。その母が亡くなり兄が戻ってくる。この兄がイケメンなのが少女漫画ならでは。それは置いといて。よその人然としていた兄が、家族に馴染む経緯。家族の物語。紡木たくの影響が濃い作品。

2024/09/10

にがつ

いくえみさんの漫画はなにげに初めてで、テーマにちょっと身構えていたのだけど。あっという間に引き込まれてしまった。すごい。テーマが家族ということで重たいんだろーかとか思ってたけど、そんなことは関係なかった。だってお父さんがついていないテレビを~のコマは泣きそうになってしまった。丁寧な漫画だなあと感じた。

2014/10/20

浩市

いろんな家族の形。麦チョコが食べたくなった。

2013/10/04

Shogo

普段漫画は読まないが、時々思い立って読んでみる。個人的に天才だと思う漫画家が何人かいる。高橋留美子、岡崎京子、羽海野チカ、そしていくえみ綾である。少女漫画だけど、この作者の描く世界観は決して甘々ではない。確かに恋愛や男女の心の動きの機微がメインになってはいるが、それはあくまで少女漫画というカテゴリに属しているならば必須であるだけで、その描き方にはどこか諦念のような、達観のような感じが常に漂っている。決して派手な描写はないし、ドラマチックでもない。けれど、少女漫画の手法を押さえている。男性も読んでみてほしい

2017/11/03

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