ヒカルの碁 8 (集英社文庫―コミック版)

yk

悲しい。佐為。僕は当時これを読んでいてめちゃくちゃ泣いた。今は泣くというよりもヒカルに宿った佐為の残した想いや碁の打ち方がこの先を照らすのだということがわかったのでヒカルよ踏ん張れと思うである。

2022/02/14

Gamemaker_K

佐為が消えるところは、漫画界屈指の名場面だ。「あれ？　私の声、聞こえる？」のところ、今読んでも胸が熱くなる。それで、そのあとのヒカルの迷走がまた泣けるんだな。ストーリーを知っていても、失くしたものをひたすら追いかけるその様が、おぢさんの涙を誘う。「大丈夫、失ったものであっても、それを大切にしていたのならば、必ずや形を変えて戻ってくるから」と声をかけてあげたい衝動を抑えつつ。でもな、思い残すこと、本当になかったのかな佐為には。

2015/03/08

ソラ

無理をして入院中の塔矢名人にsaiとのネット対局を承諾させたヒカル。やはりその対戦は皆の注目するところとなり、saiとヒカルの秘密に緒方プロやアキラも気づき始める。藤原佐為は、名人との対局に十分な満足を感じ、ヒカルの中に自分が千年の時を超えた答を見つける。

2012/05/26

ＫＪ

予め別れる事が宿命付られた関係性。成長を核とする少年漫画において、主人公が最初から最強という設定は、何処かで壁にぶつかる。それ故に、ヒカルと佐為の別れのシーンというのが大きな見せ場となる。ヒカルが佐為を凌ぐ一手を見出す。ある意味、それを持って佐為は本質的にその役割を終えたと言えるのだろう。自我が自己を超える瞬間。その痛みが更に高みへ行くための試練という事か。佐為の喪失から、自分自身をも見失いかけているヒカルがこの先どう描かれていくのか。誰もが誰かの為に存在し、それが積み重なっていく。それもまた深い言葉だ。

2015/10/20

てん

佐為が消えてしまったあ（涙）

2012/05/20