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変人偏屈列伝 (集英社文庫(コミック版))

変人偏屈列伝 (集英社文庫(コミック版))

変人偏屈列伝 (集英社文庫(コミック版))

作家
荒木飛呂彦
鬼窪浩久
出版社
集英社
発売日
2012-04-18
ISBN
9784086193504
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変人偏屈列伝 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

「腸チフスのメアリ」編の問い掛けにJOJO第6部の最も重い問いかけが蘇る。料理人であることに拘ったメアリは収監されてから幸せだったのだろうか?傍迷惑な保菌者だったとしても、赤ちゃんに対しての愛情も美味しい料理を食べてもらう事への誇りも本物だったからこそ、猶更・・・。その中で異色なのがニコラス・テスラ編。タッチがシャープだし、エジソンとテスラのやり取りがどう見ても(数々ネットミームを確立した)JOJO第一部なのだ!何故ならテスラ編の掲載時が1989年。「道理でJOJO風な熱量な訳だよ」と納得したのでした。

2023/10/28

糸車

ひとことで言えば「強烈」。絵がまたしっかりしているので更に怖い。じっくり読んだので、もう読み返す気力は無いと思う…。

2016/05/11

かに

荒木飛呂彦短編集、今回は実在した変人偏屈な偉人達を描いた伝記的作品。野球選手のタイカップ、オリバー君を仕掛けた康芳夫、腸チフスのメアリー、謎の館ウィンチェスターミステリーハウス、究極の引きこもりコリヤー兄弟、交流電流のニコラステラ。どの人も知らなかったので大変勉強になった。漫画やから誇張しまくってんだろうけど、こんな人たちが実際いたのかと思うとまさに奇妙な物語。事実は小説より奇なり。個人的に、カリフォルニア州サンノゼにあるというウィンチェスターミステリーハウスのガイド付きツアーにはぜひ行ってみたい。

2013/11/11

kanon

これ全部実在した人たちなんだよね…何だか異世界のことの様に思えると言うか、”漫画”だろこれは…って思ってしまうモノばかりだ。でも紛れも無く事実だから、最初のお決まりの注意書きにも―この作品は事実と取材をもとに、ストーリーの展開上、フィクションを交えて構成したものです―って書いてある。荒木さんの展開の見せ方も上手いんだろうけど、やっぱり、あり得ないよなこの人たち笑 名前だけ知ってる方もいたが、こう改めてしっかり生涯を見ると、まあ、タイトル通り、”変人”なんだなあと思った笑 変人と天才も紙一重なのだろうか。

2015/02/14

みや

実在した奇妙な6人の生涯を紹介。荒木先生なりの変人選定ルールがあり、その中の「希望と安心を人々に与える魅力を持つ」という基準が面白い。選ばれた6人の狂気は紛れもないのだが、彼らの強固な意志には人を惹き付ける情熱が確かに存在し、行為の不快感を上回っていった。敗戦によって逆転した価値観に衝撃を受けた康氏、菌を保持していても賄い婦を辞めなかったメアリー・マローンなど、偏屈な行動の根源となる部分が描かれると哀切が増して非常に良き。トラップを張り巡らせた家に引きこもり続けたコリヤー兄弟が一番気味悪くて一番興味深い。

2023/03/18

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