屍鬼 6 (集英社文庫(コミック版))
屍鬼 6 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
最終巻、人間側によるジェノサイドは続く。村という挟隘な空間だからこそ、復讐の怨嗟は木霊する。家族や友人を奪われた者たちの復讐は暴走し狂気だけが残される。屍鬼たちが憐れなほどに。辰巳がこれほどまでに深い虚無感を抱えていたとは。最後の人狼と屍鬼の下り、原作にもありましたよね?原作読み直したい・・・けど長いんだよなぁ。
2018/01/06
新天地
外場村の人々は起き上がりと出会ったことで、何かが壊れてこうなってしまったのか、それとももともとあった何かが目覚めてこうなってしまったのか。目を覆いたくなる「祭り」が続く。人であることの苦しみと憎悪から屍鬼になることを願う者がいる。一方屍鬼もまたそれ故の苦しみと絶望がある。登場人物達はあがいた者とそうでない者の2つに分けられる。勝ち負けではないが、立場はどうあれあがいた者たちがいた。生きているだけで苦しい。その苦しさにあがくこと。おそらくそれが生きるということ。この巻のカバー裏面は葬列に思えた。
2016/12/31
yona
アニメで見ていて、原作は途中でギブアップ。でも漫画にも興味があったので買ってみた。 屍鬼を殺して歩く人間の方も恐ろしい。
2016/11/20
たまりんどすい
漫画。村人たちが屍鬼を狩っていく。寺の人たち、屍鬼ではない人間をも狩っていくところに狂気を見る。最後は屍鬼の方の応援までしてしまうくらい酷い様子だった。砂子と静信が生き残ってほっとした位に。
2017/05/09
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