KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

はてな☆イリュージョン 3 (ダッシュエックス文庫)

はてな☆イリュージョン 3 (ダッシュエックス文庫)

はてな☆イリュージョン 3 (ダッシュエックス文庫)

作家
松 智洋
矢吹健太朗
出版社
集英社
発売日
2015-08-25
ISBN
9784086310635
amazonで購入する Kindle版を購入する

はてな☆イリュージョン 3 (ダッシュエックス文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

異世界西郷さん

前回はなんとかアーティファクトを取り返せたものの、己の実力不足に打ちひしがれる果菜と真。そんな彼らの目の前にまたしても叔母のマライアが現れ、アーティファクトを渡して屋敷から出ていくように言われてしまい……な第3巻。今回は少年少女たちの成長に主眼が置かれていたためか、あまり話の展開に拡がりが無かったように思いますが、エマさんが星里家の人達とどのような繋がりがあるのかが分かって良かったと思います。ときに優しく、ときに厳しいメイドさんというのもなかなか良いものですね。挿絵は相変わらず。p185が実に尊いです。

2016/02/16

Yobata

二度も捕まってしまった事を省み,実力不足を感じアーティファクトの特訓に励む果菜に真。そこにマライアが再び現れ、里の命令として星里姉妹に屋敷を出ろと告げてくる。もちろん反発しエマさんも同調してくれるもジーヴスは賛成し…。エマさん回。一人前として認めてもらいたい子供達の主張と大人の目線から子供を守りたいという論戦。果菜達の実力不足は事実としてしょうがない事だけど、マライアも言い方,接し方があるよね…まぁ因縁があるからこっちもしょうがないけどwその間を取り持つ形となったエマさんもアーティファクト使いとして→

2015/08/25

まるぼろ

さて今巻はエマさんの巻です。富野沢邸での出来事の反省からはてなと夢未は自分なりに練習を開始するも、そんな折にマライアが真への師事を依頼していたグレゴリー氏と共に訪れ…と言うお話。エマさんの危険と知ってなお当人の意思を尊重する優しさと、マライアの危険だからこそ当人の意思より身の安全を取る優しさの対比は読んでいて面白かったと思います。ここまで大分甘やかされ過ぎだったはてなもエマさんやジーヴスさんが今後とも鍛えていく事で精神的にも強くなって行けたらな、と。メイヴが帰ってこれる条件も提示されて、次巻も期待です。

2015/09/21

サエズリ割津

3巻も心暖まる話でした。真と果菜と夢未の三人が周囲の協力を得ながら、アーティファクトについて学びその本質に近づき成長していく話でした。子どもたちにとっての無理難題は、アーティファクトを扱う上で常に危険が付きまとうというメッセージを暗に伝えたかったのでしょうね。今巻で起こった問題もあらかた解決して、次巻への伏線も用意したところで終わったので次巻も楽しみ。最後にイラストが非常によかった。カラーでもモノクロでも矢吹神は矢吹神で、そのブレない姿勢には頭があがりません。

2015/09/03

真白優樹

特訓に励む中、家からの立ち退きを要求される今巻。・・・大人世代と子供世代の考え方は基本的に異なるものであり、大人はいくつになっても子供達を心配する、たとえそれが不器用な方法であっても。エマさんは壮絶な過去を抱えた少女であり、それを何とかする為に奮闘する真達三人は素直に頑張ったと思う。・・・念願の弟子入りもかなったし、真もこれからが本番のようである。果たしてどうなるのか。というかはてなはそろそろ素直になるべきというか・・・これ以上ライバルが増える前に。この先増えたら大変だし・・・ 次巻も楽しみである。

2015/08/25

感想・レビューをもっと見る