白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)
白蝶記 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫) / 感想・レビュー
よっち
ある教団施設で閉塞感のある状況に反発しながら樹や陽咲と一緒に日々を過ごしてきた旭が、ある事件をきっかけに施設から脱獄を決意する物語。大人の理不尽には屈するしかなかったとしても、三人の関係をかけがえのない大切なものと感じる毎日。三人はただ一緒に平和に過ごしたいだけなのに、ふとしたことから歯車が狂い始め、追いつめられたことでついに起きてしまう事件。徐々に追及が厳しくなってゆく犯人探し。テンポも良く読みやすいストーリー展開でしたが、運命に翻弄される旭・樹・陽咲それぞれの行く末が気になりますね。今後の展開に期待。
2015/11/25
まりも
山奥にある宗教団体が運営する児童養護施設で、職員からの虐待に合う少年少女たちの姿を描いた物語。るーすぼいさんのラノベ作品という事で期待して読んだのですが、正直期待してた程では無かった。世界観、物語の展開ともに良くできてるし、イラストも素晴らしい。だけどるーすぼいさんの良さがあまり出ていなかったように感じました。物語がどう動くかわからない不安感はあったけど、それを覆すような大きい展開がなかったからなのかな。この作品が傑作になるかどうかは続編次第ってところ。なので次巻早く読ませてください。
2015/11/29
アウル
まあまあ面白いといったところかな。帯が過剰に煽りすぎているような。最後のどんでん返しがあまりにも展開が読めすぎていたためインパクトに欠けてしまっている印象。そこさえ除けば個人的には良かった。まあ、話的にはプロローグみたいな感じなのでもし次巻が出たら買うかな。
2015/12/08
真白優樹
山奥の孤児院で暮らす三人の子供達の物語。・・現実は残酷で理不尽、願いはただ三人で共にいたい、それだけなのに。どこへ向かおうと施設の目は追ってきて捕まったら最後・・・歯車はどこから狂いだしてしまったのか。完璧に見えても尚、その計画には穴があり・・・。施設から出た少女、強制的に出された少年、二人に会いにいく為に飛び出した少年。理不尽で残酷な運命に翻弄される三人、彼らの物語は果たしてどこへ向かうのだろうか。翻弄されて抗って願いのために走り出す彼らの道の先、そこには何が待っているのだろうか。 次巻も楽しみである。
2015/11/25
リプトン
面白かった、面白かったんだけど、正直最後、え???って感じで終わってしまった。作品通して危うさや、物語がどう動き進んでいくのかハラハラとした不安定感があり、なんなら読み終えてからも自分がトリックについて分かっているのかいないのか、作品を理解できているのかと不安定さを味わえるまである。このもやもや感を払拭したいので続きもお願いしますよ! 3人の物語の行き先がそれぞれ何を待ち、どんな運命へと向かっていくのか楽しみです。
2015/11/28
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