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白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)

白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)

白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫)

作家
るーすぼーい
白身魚
出版社
集英社
発売日
2016-09-21
ISBN
9784086311410
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白蝶記 3 ―どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか― (ダッシュエックス文庫) / 感想・レビュー

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まりも

理不尽と暴力から抜け出した少年の物語の最終巻。陽咲のいない平穏な日々を過ごす旭が、室井の要求に応じる為に再び闇の世界に足を踏み入れる話。今回の相棒が時任って事にまず驚き、二転三転する緊迫感溢れる展開に目が離せなくなりあっという間に読了。理不尽な社会や、外道な大人たちに飲み込まれそうになっていた旭達が、全てを乗り越え未来へと繋げたラストは感無量で、胸にグッときました。綱渡りの展開だったからこそ、これだけの読み応えと満足感があったんだろうな。時任もこんな良いキャラになるとは思わんかった。次回作も期待してます。

2016/09/23

よっち

市内で起こったテロ事件から約一年半。普通の中学生となり母と樹の三人の普通の生活を取り戻していた旭が逃亡者の時任と組み、父・室井に連れ去られたままの陽咲奪還に動き出す第三弾。平穏な生活を取り戻しても忘れられない陽咲の存在。時任と組んで動き出したことで明らかになってゆく父・室井の背景と陽咲の危うい状況。優位に立つ父から非情な命令を突きつけられ、裏世界の大人たちを相手に駆け引きする展開はギリギリの連続でしたけど、最終的に意外な形で繋げきちんと決着を付けたその結末には納得感がありました。次回作にも期待しています。

2016/09/21

シータ

今回も追いかけっこで緊迫感ある内容でした。展開が二転三転したり、得意の叙述トリックがあったので概ね満足しました。時任が敵か味方か中々読めないキャラだったので、時任と同行するという状況自体が面白みに拍車をかけていたと思う。いつも澄ましてた時任が最後に感情をさらけ出してたのも印象的だったな。そしてまた旭、陽咲、樹の三人で再会できたのがほんとに良かった。

2016/10/18

真白優樹

普通の平凡な日常を過ごす中、連れ去られたままの陽咲を救い出すべく旭が駆ける最終巻。―――見せつけられる汚い大人の世界、だけどそれでも救う為に。突き付けられる非情な選択肢、人質に取られた大切な陽咲、紙一重で薄氷の上を駆け抜けるが如き推移する状況、だけどそれでも救い出すべく全力で駆ける旭の、子供達の想いは汚い大人の世界を打ち壊し、三人でまた集まれる未来へと駆け抜けていく。・・・旭、十年の間にどれほど苦しい想いで戦ってきたのだろう。これからは陽咲と仲間達と幸せになってほしい。そして再会し、子供達は進んでいく。

2016/09/21

サケ太

最高のエンディング。少年は少女に再会するために、父の試練に立ち向かう。平穏とはいえぬ日常。それでも、大切な人のいる日常を振り払って進む少年。すっかり強くなっちゃって。まさしく大団円というラスト。

2019/02/06

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