カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫)
カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー
佐島楓
時代設定(明治期)と、朧と名付けた鬼を使役する美少女という設定が好みだった。どこかおどろおどろしい闇を含むのは、人の心。しかし、一番の闇を背負っているのは、主人公である香澄その人なのではないだろうか。
2016/08/14
よっち
大正時代。退屈な日常にうんざりしていた坂之上伯爵家の令嬢・香澄が、代々祀ってきた悪路王に朧という名を与えて主従関係を結んでしまい、二人で集に起こるあやかしがらみの事件を解決する物語。いいところの令嬢なはずの香澄がなかなかいい性格をしていて、そんな彼女と極悪な鬼であるはずの朧が主従関係を組むと、わりとまともに見えてしまう不思議(苦笑)確かに華族の人々を舞台にするといかにも作中の如く魑魅魍魎がうようよしてそうな感じではあります。香澄と朧の二人の関係にも複雑な因縁あるようで、雰囲気も好きですしシリーズ化に期待。
2016/07/28
honoka
香澄が鬼の朧を使役してるけど朧は香澄に千年越しの執着があるというのが良い。実は強い鬼だし名前を呼ばれないと本性出せず、普段は超美少年というのも良い。おそらくシリーズ化だよね?
2016/07/13
ちょん
表紙のイラストが可愛くて可愛くて(^ν^) 大正時代という、なかなか読んだことのない時代が舞台のお話で化物好きの私には面白い本でした♪ 続編あります、みたいな終わり方してるので今後も期待(笑)
2016/10/02
まっぴー
初作者。ゲーム(蝶毒)のシナリオに惚れ込んでいますので楽しみにしていました!レーベルがレーベルなのでお得意のドロドロは控えめだったとは思いますが、ところどころで毒があっておもしろかったです!きっと続編も出てシリーズ化されると思います。次作も楽しみです!
2017/01/20
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