異人館画廊 当世風婚活のすすめ (集英社オレンジ文庫)
異人館画廊 当世風婚活のすすめ (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー
あやつぎ
今回は千景の母の話も出てきて盛りだくさんでした。千景と透磨の距離もわかりやすく近づいてきて嬉しい。でも,まだ誘拐事件の真相が闇の中なので,これから二人がどうなっていくのかが気になります。それにしても……毎度毎度鈴子さんのお料理がおいしそうで良いなぁ。
2016/09/22
ひめありす@灯れ松明の火
もしパンドラが箱を開ける時に、目隠しをしていたら。そうしたら何も怖くなかったでしょう。飛び出して来たものが何だったのか、何を失ってしまったのか。知らずに済むのですから。代わりに何が手元に残ったのか。何も手元には残らなかったのか。それさえ知る事はできなくなりますが。もう無知ではいられない。禁断の果実を自らの手で与えてしまった。無花果の葉がそよと揺れる。羞恥心を煽る。でも、戻らない。隣にいる。そう決めた。箱はもう開いた後。何を失っていても、何も残らなくても。今ここにある真実は何一つ変わらない。あなたが、必要。
2016/11/06
SJW
隠れキリシタンの教えと「禁断の絵」を守ってきた成瀬家で、その絵が盗まれ、時期当主の雪江が殺されてしまう。主人公の千景は、幼い頃に起こった事件をずっと思い出せなかったが、今回、成瀬家の事件で思い出すことができて過去の清算に近づくことができるストーリーだった。
2020/12/31
Moemi
異人館画廊シリーズ第4弾。前巻は父親でしたが、今回は母親の存在が千景に暗い影を落とします。人の口から語られるばかりの千景の両親ですが、今後登場することはあるのでしょうか。恋愛関係については透磨がはっきりと「あなたの許婚ですから」と発言したことに驚きました。最後もいつもよりちょっと糖度が高い感じで終わっているので、今後の進展に期待したいと思います。
2016/09/23
紅葉
シリーズの4巻。旧家や禁断の絵、ヘルファイアークラブなど怪しい事が色々出て来て今回も面白かったです♪千景と透磨の距離は簡単には縮まらないけど少し変化が起きそうな…千景の記憶が戻らないからまだまだ分からない事がたくさんありますね…。今回、ついにあの人の姿がチラッと出て来て嬉しかったんだけど更に素性には謎が増えちゃいました。読み終わったばかりだけど早く続編が読みたいです。
2016/09/20
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