また君と出会う未来のために (集英社オレンジ文庫)
また君と出会う未来のために (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
『どこよりも遠い場所にいる君へ』の姉妹編というよりは続編に近いですね。和希、幹也、高津さんにまた会えたのは嬉しいです。たとえ未来の先はわかっていても、精いっぱい全力で思い残さないように1日1日を前に進みたい。そう教えられた物語でした。だから、爽太よ!全力で駆け抜けてくれ!今を全力で駆け抜けていけば、きっと未来も変わるかもしれない。爽太、頑張れよ!とエールを送りたくなりました。爽太と五鈴にいっぱい幸あれ~!
2018/11/14
合縁奇縁
『どこよりも遠い場所にいる君へ』の姉妹編。九歳のころに海で溺れ、遠い未来―2070年の世界へと時を超えて迷い込んだことがある仙台の大学に通う爽太。現代に戻った後も、助けてくれた彼女のことが忘れられなくて…。過去と未来が現在で出会うラブストーリー。今作は爽太が五鈴と再び出会う話+和希の成長物語。高津さんや大学に進学した和希や幹也も頼もしい先輩として登場し、爽太をアシスト。幹也のバイト先のピンチに颯爽と現れ、高レベルな演奏をさらりと行い、編曲までやってのける和希が最高に格好良い。
2024/07/14
さてさて
『どうか、あなた自身と、あなたが歩んでゆく未来を信じてください』。小学三年生の時に”遠い未来 ー 2070年 ー へと時間を超えた”主人公の爽太。この作品では、爽太が前作「どこよりも…」の主人公・和希と心を通じ合わせていく先に『信じよう、未来を』と自身の未来を見据える姿が描かれていました。未来の描写が興味深く登場するこの作品。「どこよりも…」→「まだ君に…」の順に読むことで物語の奥行きが何倍にも深まるこの作品。切なさ募る物語の結末に、書名に込められた阿部暁子さんの深い想いが浮かび上がる傑作だと思いました。
2024/03/05
寂しがり屋の狼さん
前作を読んでから、かなりの時間が経っていたので、(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウンと登場人物を思い出しながら読み進めた…爽太達のピンチに和希が助っ人としてピアノを弾くシーンには鳥肌が立った。読み終えてタイトルと表紙の意味が解った時には清々しい気持ちに∩(´∀`)∩それぞれの想いが時間を越えて重なりあう素敵な物語でした。
2019/06/22
SJW
「どこよりも遠い場所にいる君へ」の続編。今回の主人公は2011年の東日本大大震災で両親を亡くした爽太。爽太はその年に海で溺れ2070年の未来に1ヶ月半だけ滞在し五鈴に出会うが、現在(2021年)で五鈴に出会えると分かる。前作で離島の高校に通った尾崎と八宮も登場し爽太を支える。過去と未来が現在で出会うラブストーリー。是非、テレビドラマにしてほしい小説。
2021/05/14
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