後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)
後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー
南北
シリーズ2作目。先代の烏妃の言いつけに背き、侍女だけでなく宦官の護衛など仕える人たちが増えていく寿雪ですが、どう接していいのか、戸惑っています。そんな中、後宮で起きた恐ろしい事件がきっかけで、烏妃と烏漣娘娘が一体であるという理由が明らかになります。代々の烏妃が身近に多くの人を置かなかったのもそのためだったようです。まだ謎の一端が明らかになっただけのようですので、今後の展開も楽しみです。本巻のラストシーンは少しほっとするような内容だったので、読後にいい余韻が残りました。
2019/04/11
すがはら
何だか優しくゆるゆると進むお話が心地よい。後宮と言っても烏妃が特殊な立場だから政治的な思惑も寵を競う駆け引きも関係なくて、寿雪も高峻も揃ってお人好しな行動をとっていても足をすくわれないから、きっと皇帝の高峻も余計に烏妃の所が居心地よいのでしょう。最後に不穏な話になりましたが、それでもちょっと宵月でさえお人好しぽかったような。今後、お話がどこへ向かうのか楽しみです。
2019/03/10
美紀ちゃん
宵月なにもの⁉︎ これ面白い!ハマった。 寿雪と高峻のキュンな感じも好き。(キュンになる手前というか、) 烏妃はひとりという掟を破り、寿雪は九九や温螢、衣斯哈、などを側におき人が増えてきた。そしてどうなるのか?なぜいけないのか?まだ謎が多い。 そして高峻との交流も、だんだん深まりつつある。 人は優しくされると涙が出る。 高峻、泣くほど寿雪のこと想っているんだね。あー3巻が楽しみ。
2020/10/07
ミュポトワ@猫mode
ちょっと時間がかかったけど読了。この本のジャンルってホラーミステリーかなって思います。これはラストを読む限りだとこのシリーズは続かず、ここで終了だと思うんですが、シリーズで続けても面白いんじゃないかなって思います。この巻はちょっとつめこみ気味で、読んでて疲れましたし、続ける前提でゆとりのある書き方してもらいたかったなぁって思いました。続けようと思えばまだ書ける要素はあるから書いて欲しいなぁ…皇帝との恋愛模様も記になるし、一回撃退しただけで終わりはないでしょ?って思ってしまう。ちょっと終わり方が残念でした…
2019/07/20
はな
不器用ながらも、お互いを大切に思い合う寿雪と高峻の関係が尊い。まだ友愛ともとれる2人。今回は温螢が大活躍。彼の抱える辛い過去は本当に悲しかった…。きっかけをつくったオヤジに腹がたったけど、その件は寿雪が手を下す前に有能な上司によって報復済みでした。(さすがっ!)夜明宮にはイシハも加わり、先代の烏妃に「烏妃は何も望んではならない」と言われたにも関わらず、周りに少しずつ人が増えてきたことで戸惑う寿雪。1巻を通じて前の話が後に繋がり、すっきり伏線回収されていくのが良い!3巻も楽しみ(^^)
2019/12/08
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