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時をかける眼鏡 宰相殿下と学びの家 (集英社オレンジ文庫)

時をかける眼鏡 宰相殿下と学びの家 (集英社オレンジ文庫)

時をかける眼鏡 宰相殿下と学びの家 (集英社オレンジ文庫)

作家
椹野道流
南野ましろ
出版社
集英社
発売日
2022-09-16
ISBN
9784086804691
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時をかける眼鏡 宰相殿下と学びの家 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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よっち

遊馬たちの活躍でどうにか食い止められたマーキス島を脅かした疫病の流行。人智を越えた災難に対して国王のロデリックが自国があまりに小さく無防備であることを痛感する第九弾。疫病騒ぎで封鎖された集落で、遊馬やフランシスが子供たちに行った授業の評判が良かったことに触れ、学び舎の設置の命を下すロデリック。教師となるハンナを連れて集落に向かった遊馬とクリスが直面する思いもよらぬ問題。どこにでも根拠のない差別はあるものですけど、こういうのは地道に解決してゆくしかないんですよね。しかしフランシスの意外な一面は良かったです。

2022/11/17

Walhalla

シリーズ9作目です。8作目までの発行ペースと比べると少し間が空いたようですが、シリーズが終わっていなくて良かったです。今回は「民の教育」がメインとなっていますが、そこには色々な問題もあって、それらに立ち向かう様子に応援したくなりますよね。法医学ミステリーの要素が薄かったのは少し残念ですが、新しい展開の予感もあり、次巻も楽しみです。

2024/05/23

よっしー

久しぶりにこのシリーズを読めました。今回は死病を乗り切った村に新たな学び舎を作るお話。学問の重要性は村人達にも理解されており、アスマとクリスは当然の如く受け入れられていましたが、先生として派遣された女性がワケ有りで…。本人にはどうにもならない事で差別が起こるのはモヤモヤですが、今も起こっているんですよね。皆仲良くは難しいですが、偏見を無くす努力は怠ってはいけないんだろうと感じました。

2024/05/16

るぴん

久しぶりの「時をかける眼鏡」。今作のテーマは教育と差別と偏見。疫病で全滅した村でたった1人生き残った人間に対する差別。奇跡の子として崇められる場合もあれば、呪われた子として蔑まれる場合もあるんだ…。今回もアスマの法医学はほとんど出番がなかったけれど、マーキス王家が推し進める国づくりは一歩前進したようだ。宰相フランシスが一目惚れとは意外だったな〜。

2022/09/25

DONA

今回はほぼアスマの医学の知識は関係ない感じでしたけど、こちらの世界での知識というか常識を伝えることが出来て存在意義があったかな?と。「学ぶ」ことの重要性や当たり前に「学ぶ」ことが出来ている自分の境遇のありがたさに気づける巻でした。それにしても先生の境遇も辛いな・・。せっかく守られた命なのにそれがマイナスになるなんて。

2024/10/26

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