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一八三 手錠の捜査官 (集英社オレンジ文庫)

一八三 手錠の捜査官 (集英社オレンジ文庫)

一八三 手錠の捜査官 (集英社オレンジ文庫)

作家
泉 サリ
モクモクれん
出版社
集英社
発売日
2023-05-18
ISBN
9784086805049
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一八三 手錠の捜査官 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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よっち

とある過去から刑事になる道を自ら閉ざしていた交番勤務の巡査部長・小野寺我聞。与えられた最後のチャンスに賭けることを決意した彼が、まさかの少年刑務所の服役囚とバディを組み事件捜査する刑事小説。異動した先では想像していたのとは異なる仕事を与えられ、鬱屈した思いを募らせていた彼に下された密命。新制度の試験運用として、少年刑務所の服役囚あんどれとバディを組み、常軌を逸した行動に振り回されながらも、意外なアプローチで真相に迫る展開は面白かった一方で、影を落とすような気になる疑惑も出てきて、今後の展開が楽しみですね。

2023/06/15

ち~

新米刑事と少年刑務所の服役囚のバディもの。一作目という事で、2人の背景を語る部分が多く刑事ものという印象は薄い。書きたいエピソードをギッチリ詰め込んだって言う感じなので中弛みがあり、文章もキャラクターも好みではなかったけど、ストーリーの方向性は面白く、なんだかんだで一気読み。今後の展開が気になるところ。…だけど、読むかどうかは悩み中。

2023/05/29

きたさん

典型的なキャラものかと思っていたのですが、まぁキャラものではあるものの割と重い過去が根底にありそうで、次巻が気になるタイプの硬派なバディものでした。刑事ものなので事件は起こるものの、ミステリという感じではないので逆に読みやすいかもしれない。

2023/07/17

キナコ

表紙に惹かれて購入。模範的な刑事と変人服役囚の凸凹コンビという設定。ミステリー要素は少なめ。記憶喪失な囚人というのは面白い設定かな。刑事としての正義感がブレブレになりそうなのは気になるが、今後記憶が戻ったらどうなるのかは気になるところ。

2024/03/12

kokekko

面白かったけれど、他者にすすめるかと言われると難しい。私がライト文芸レーベルに求めるのは「一冊で読めてほどよくライト」な面白さなのだ。この小説は刑事と少年囚のちょっと空想的なバティ捜査ものだが、終盤で二人の関係が一気に重たくなり、しかも重いまま解決なしで終わる。おそらく売れなかったら続きは出ないだろう。デビュー二作目で初長編小説ではあるが、この作者さんの本をすすめろと言われたらやはりデビュー作の「シラナイカナコ」の方を推すだろう。もっと文芸的な味のある短編を書かせてあげるべきではないだろうか。

2023/10/09

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