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暗黒童話

暗黒童話

暗黒童話

作家
乙一
出版社
集英社
発売日
2001-09-26
ISBN
9784087020144
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暗黒童話 / 感想・レビュー

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リッツ

黒い童話から入る物語。その残酷さはずっと漂い続ける、形を変えて。事故で片目と記憶をなくした少女は、その変貌から周囲を失望させ続ける、ここは読んでいて悲しくなる。こんなものか?親も友達も。もどかしいのは分かるが冷たすぎる。そして眼球移植を受けた少女に見知らぬ記憶が甦り…もう、そこからはドキドキしながら読んだ

2014/06/26

のの

さくさく読める文章のはずなのに、読むのに時間がかかってしまいました。そのため話の展開を忘れているところが多々あって、確認に戻ってさらに時間がかかり…。返却日に間に合ってよかったです。事故で片目を失い、これまでの記憶も失くした女の子が、移植された眼球の持ち主の過去を追う、という筋。印象深かったのは、記憶が戻ってきた際に、記憶喪失中の「私」と、失われていた「私」がうまく統合されていったところ。どちらかが消失、でなくてよかったなー。それにしても親と友だちの無神経っぷりというか冷酷さのほうが怖いよ!と思いました。

2014/06/28

あっちゃん

グロいけど、淡々とした書き方のせいか、あまり惨さを感じなくて済んだかな!私だけなのかもしれないけど視点か代わるせいで長編でも短編集のような錯覚を感じた!最後は、正攻法なのだろうけど少し寂しい気分に…

2013/10/12

ひとこ

最後グロかったー!それまではグロいながらも、淡々と書かれているので大丈夫やったけど…でも、不思議な話で好きな感じでした。乙一さんの書くの文章は読みやすくて好きです。カラスの物語は、この先ずっとふとした時に思い出しそう。

2015/09/23

とうこ

乙一さんの本は二冊目だけど、黒乙一は初読み。なるほど確かに黒い、と実感。眼球が無い少女の為に眼球を調達するカラスの童話が、本編よりも印象的だった。グロテスクな描写やサイコパス的な行動も、淡々とした文章だったからか、あまり嫌悪感なく読めたのが不思議。そしてあとがきが面白かった。他の作品も読んでみたい。

2022/11/12

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