岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)
岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS) / 感想・レビュー
あも
岸部露伴は正義の味方ではない。好奇心に突き動かされるまま、不思議な出来事に巻き込まれていく。幸福が詰まっている箱、うるさいモノが排除される町、全てがシンメトリーな男、意思を持った古代種の麦。奇妙で面白くて、ある意味最近の荒木飛呂彦本人の描く話よりよっぽどジョジョらしい。よっぽど読者の求めるもの…と言いたくないのに言ってしまう。元々、掲載誌の付録から単行本化されたものだが、このシリーズこれからも続けて欲しい。ジョジョ愛が詰まっていて、かつジョジョから離れて見てもきっちり面白い。愛すべき世にも奇妙な物語たち。
2018/07/31
『よ♪』
"ジョジョの奇妙な冒険"のキャラクター"岸辺露伴"をモチーフとした小説。同シリーズ『~は叫ばない』に次いで購入。短編四つ。"叫ばない"と言いつつ叫びまくって楽しませてくれた前作と同様、"戯れない"と言いながら子供のような好奇心旺盛さで事件に飛び込み、キケンな目に遭いまくる"露伴先生"が楽しめる。"シンメトリー・ルーム"はテーマと舞台設定が秀逸で、終盤まで息もつかせぬ展開だがオチがやや強引。"楽園の落穂"は美しい景色と対照的な村の質素な風景、そして村人の狂気が妖しく薫るB級映画的な雰囲気が魅力♪面白かった♪
2018/10/27
チアモン
露伴先生のシリーズ小説第2段。マンガで読みたくなるような内容だった。今回も大満足。定期的にジョジョシリーズの小説を出してくれたなぁ。相変わらずの露伴節。ますますファンになりました。
2019/02/23
Die-Go
露伴先生が様々な事件に首を突っ込んだり、知らず知らずに巻き込まれてたり。その事件がまた一筋縄ではいかない一癖も二癖もあるもので。好奇心は猫を殺すと言う格言が彼には当てはまる。しかし、その好奇心こそが彼の漫画の魅力になっているし、この物語の骨子になっている。★★★★☆
2022/08/11
やっちゃん
会話中心で小説というより台本を読んでる様、だけど「ドドド・・」と漫画が頭の中で勝手にコマ送りされていくのが楽しい。シナリオも良かった。何でスタンド扱いにしなかったのか?既存のキャラをもっと出してニヤニヤさせて欲しかったな。
2021/09/10
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