往生の物語 ―死の万華鏡『平家物語』 (集英社新書)
往生の物語 ―死の万華鏡『平家物語』 (集英社新書) / 感想・レビュー
ムカルナス
サブタイトル<死の万華鏡「平家物語」>の通り、平家の登場人物11人の死にざまについて語られている。「新・平家物語」読了後の副読本として読んでみた。「新平家」は吉川英治の好みで脚色されている部分、元の平家物語から割愛されてい部分もあるので違いはあるが、私もやはり印象に残った往生は武者としての能登守教経、木曽義仲。死にざまは結局生き様なのだと思うが彼らの強烈な生き方が往生にも表現されている気がする。立派な最期としては平重衡が印象的。いつも決断できない宗盛は往生際も悪い。
2019/09/12
あを
題名は仰々しいが、読みやすく面白かった。
2012/02/23
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