「健康」という病 (集英社新書)
「健康」という病 (集英社新書) / 感想・レビュー
魚京童!
健康であればいいけど、今時分健康なんて無理でしょ。どこかしらで無茶をする。それが愉しい。自分の限界を知る。そして超える。だからそれは無茶。ここまでは飲める。ここらが限界。だから超えていく。そして翌日宿酔にまみれる。限界を超えようと努力することで、生活が楽になると信じて健康から遠ざかる。だって無茶して、限界を超えることが愉しいから。愉悦に浸りたいから。アドレナリンが溢れ出てるある意味幸せだから。健康からは遠ざかる。何も為さず、ただ生きる。それはそれで面白い。ただ続かない。だからそういう意味で病なのだ。そうい
2020/03/24
skr-shower
自分の感覚を信じて、家族に迷惑をかけなければ薬は要らないんだけどな。政府が本気で医療費を減らす気なら、薬漬けの老人なんてすぐ居なくなるはず…
2018/01/14
Humbaba
検査する項目が増えれば、その分だけ完全な健康からは遠ざかる。確かに数値だけを見れば、基準から外れているのは確かなのかもしれない。しかし、その数値の基準はそこまで絶対的なものではない。無理に完全な健康など目指す必要はなく、普通に生活できる健康があればそれで良いとも言える。
2014/04/30
Humbaba
健康に関しては人々の思い込みと実際の事実とが異なっている。それらを認識する事で本当の意味で価値のある生活が出来るようになる。
2009/11/06
Yasomi Mori
医療が発達した現代では、皮肉にも自分の健康を信じることができなくなった。不健康であることが普通である、という自覚の必要性を説く。絶対的健康を求める人びとの欲望が、医療への商業主義の侵入を許す。/風邪薬が風邪にかかっている期間を短くするか、人間ドック等の検診が生存率やQOLの向上に寄与するか、ということは実証されていない。「やらないよりやったほうがいいだろう」の論理がまかり通り、医療費の削減にも繋がっていない。/ストレスで問題になるのは、ストレスそのものより持続時間。「ストレスがたまる」という表現は不正確。
2016/04/24
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