写真とことば ―写真家二十五人、かく語りき (集英社新書)
写真とことば ―写真家二十五人、かく語りき (集英社新書) / 感想・レビュー
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大正から現在まで活躍した(活躍している)日本人写真家25人を紹介。各写真家による写真に関する文章と著者による解題を組にした構成。写真を撮るということが自身の人生と密接しているのが共通しているものの、その写真との向き合い方は異なる。焦点を、写真そのものではなく、写真家、写真家の写真論に置いている。一目見て感銘を受ける彼らの作品を支える思想が、新書サイズのコンパクトならが、しっかりと知れる一冊。個人的にネットで見れる作品で満足してしまっていたが、写真集を手にしじっくりと鑑賞したいなと思った。
2015/07/27
かんじ
25人の写真家の写真に対する考え方が読める本。それぞれの写真論があって読んでいて楽しめた。
2013/06/15
hosakanorihisa
買い直すのは三度目か?写真に対するスタンスがかわるたびに読みたくなる。そこで気づかなかった言葉に出会う。(現在読書スランプ中)
2008/09/14
サトル
写真家はある意味、写真と言葉という「記号」を自在に使いこなすという興味深いテーマで、日本の名だたる写真家の寄稿文とともに業績を紐解いている。個人的に備忘録として記しておきたいのは――写真の鬼と称された土門拳が絶対非演出の絶対スナップに執着していた時代や木村伊兵衛がアンリ・カルティエ・ブレッソンも海の向こうで同じようなことを考えていたと感じていたこと、高梨豊がイメージの狩人とスクラップの拾い屋を併せ持って撮りながら次々と吐き出していたこと、東松照明が野良犬の目で昭和という時代を駆け抜けていったことだろうか。
2018/11/23
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