フランス映画史の誘惑 (集英社新書)
フランス映画史の誘惑 (集英社新書) / 感想・レビュー
コットン
知らずに再読しました。本のタイトルが『…映画の誘惑』ではなく『…映画史の誘惑』とするあたりのセンスとひと味違ったアプローチがさすが映画好きの中条さんらしい。映画初期に活躍したメリエスさんは多重露出、フェイドアウト、オーバーラップ、スローモーション、コマ落とし、カラー(彩色)といった映像技術を開発して、映画芸術の可能性を探求したそうです。そうした人たちのおかげで、映画を楽しめるんだなぁ…と思います。
2019/06/12
コットン
フランス映画の歴史が年代をおって興味深く書かれている。私的にはブニュエル『アンダルシアの犬』、カルネ『天井桟敷の人々』、ブレッソン『スリ』、ヒッチコック=ホークス主義者と自ら称していたヌーヴェル・ヴァーグの監督達などが面白い。
2019/02/10
Tetsuharu Hanazaki
100年以上前にフランスで始まった映画史。ものすごく面白い。 映画監督ジャン・ルノワールの作品「ゲームの規則」のセリフから始まる。 「この世界には恐ろしいことがひとつある。それは、すべての人間の言いぶんが正しいということだ」 このセリフは、多様性を理解する上の基本的な価値観だと恐ろしいほど感じます。 世代を超えてたくさん紹介された映画で、著作権の切れた古い映画はYouTubeなどでも鑑賞できます。オススメは、セシル・デミル監督「チート」です。
2021/04/26
りょう
最近、映画を見るようになって、映画史を押さえておきたいなと思い読書。といっても見るのは大体アメリカ映画だけれども(笑)『映画はフランスで始まりました』で始まる本書。え、映画ってエジソンの発明でしょ?ノン、今の映画のカタチはフランスから始まったのです。映画の始まり→フィルム・ノワールの登場→フランス映画黄金時代、詩的レアリスム→ブレッソン『ゲームの規則』→映画の革命、ヌーベル・ヴァーグ!(ここでゴダールの登場)→ポスト・ヌーベル・ヴァーグとその後、という流れでフランス映画史100年余りを俯瞰できます。
2013/11/10
zumi
便利です。
2014/09/02
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