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海外短編のテクニック (集英社新書)

海外短編のテクニック (集英社新書)

海外短編のテクニック (集英社新書)

作家
阿刀田高
出版社
集英社
発売日
2004-09-17
ISBN
9784087202588
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海外短編のテクニック (集英社新書) / 感想・レビュー

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トゥクトゥク

短編小説が好きだ。気に入った作品を何十遍も繰り返し楽しむ、なんて読み方は短編小説の醍醐味だろう(読書メーターに反映されにくい読書だが…)。名前は知ってるけど読んだ事のない海外短編の名手たちをチェックしつつ、この本を読んで一番読みたくなったのは、著者である阿刀田高氏の短編。日本を代表する短編小説の名手を、そういえば読んでいないことに、本書を手に取るまで忘れていた。800作あるそうで。。これは忙しくなりそうだ。

2014/07/05

viola

再読。なのに、全く読んだ記憶がない。モーパッサンやモームは大好き。短篇好きじゃないけど例外的に大好き。私ももしかしたら「首飾り」よりも「宝石」のほうが好きかもというくらい好きなんだよね、と嬉しくなりました^^けれども、チェーホフは短編にしても戯曲にしても、何を言いたいんだか良く分からなくって好きじゃないのですよね。なかなか言えない「もしチェーホフの作品と知らなかったら、評価できるか?」なんてのも。私はちょっと皮肉めいた、斜めに構えた作品が好きなんですね、と今更気づきました。相変わらずの阿刀田節の面白さ!

2012/12/07

還暦院erk

図書館本。新春シャンソンショーならぬ新春精読レビュー!抜き書き4p!ちなみに我が実家で昨年父蔵書の「ヘミングウェイ全集」発掘した。ヘミさんの血腥いハードボイルドは苦手だがp217”氷山の理論”はナイス!そして、カフカ…短編集で印象的だったオドラデクが出てくる<父の気がかり>のラスト引用部分が凄い。阿刀田さんはネタバレ大胆にやらかしてるけど、結末知ってても読む価値ありと感じたら短編なんだから読むべし!ってことかもね。p197:わかりやすい小説もよいけれど、わからないけれどおもしろい小説もまた素晴らしい。

2023/01/06

星雅人

★★★☆☆ 海外の短編を書いている小説家10人の紹介。阿刀田高の文章は読みやすいなぁ。高校のときにはまって短編集を何十冊も読んだけど、似たテイストの作家になかなか出合えなかったから。海外の短編ってまったく手をつけていないので、これを機に読んでみるとしようか。「はじめに」に、阿刀田の短編に対する考えが語られていて、それが興味深い。

2009/08/08

mei

特に短編という気分でもなかったのだが、作者読み。お馴染みの阿刀田節で、好きな作品を知れるのが楽しく、ひといきで読み終えた。世界人モーム、モームの愛したモーパッサン、さりげなさが味のチェーホフ、型を確立したO・ヘンリー、二重仕掛けのスレッサー、教養溢れるメリメ。簡潔明瞭なヘミングウェイ、ラヒリの視点と確かな筆致。カフカはやっぱり分かりづらいなぁ…笑 と、自分用にまとめておく。それぞれの文体と、共通する「人間観察」の能力。短編はすぐに読めるのだから、どんどん味見しよう、と思わせていただいた。

2019/12/11

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