レイコ突撃インタビュー チョムスキー、民意と人権を語る (集英社新書)
レイコ突撃インタビュー チョムスキー、民意と人権を語る (集英社新書) / 感想・レビュー
showgunn
アメリカやイギリスが世界規模で人権侵害を行いつつ、自分たちに都合良くルールを利用して力を保ってきたか、という話で読んでいて気が滅入る。更に、今の日本はレーガン政権時代のアメリカに近付いているとしか思えず更に気が滅入る(富裕層に富を集中させ、労働者への保障は減らされ賃金は抑制される)。 しかし世界中で絶え間なく大量虐殺(数万〜数十万規模の)というのは行なわれているものであり、日本ではそういうことは起きていない、ということは幸運なことなのだろう。
2016/11/05
ダイキ
「朝鮮戦争の〔略〕一九五二年、五三年頃には、アメリカの空軍は標的をすべて潰していました。たたくものがなくなったのでダムを狙った〔略〕アジア人の生存は米に頼っているから、谷や水田や集落を全滅させれば、怒りと恐怖が蔓延する。大した見ものだ……〔略〕完全な戦争犯罪です。これより軽い罪を犯した者も、ニュルンベルクでは絞首刑になりました。これは、空軍史を読まないかぎり、アメリカでは誰も知りえない歴史の一面です。しかし朝鮮半島の住民は、超大国の蛮行によって郷土が壊滅させられたことを覚えています」(チョムスキーに聞く)
2021/12/13
影実
岡崎玲子がチョムスキーへ行ったインタビューと、チョムスキーによる『アメリカによる力の支配』が収録されている。全体として、アメリカやイギリスなどの政府が人権を表向き擁護しながら実際は自分たちの利益のためにむしろ人権侵害を繰り返していること、メディアや産業界などの働きかけによりアメリカ国民たちには正しい情報が届いておらず人権侵害についてほとんどの国民は知らないこと、などが述べられている。またそのため一人ひとりの人間が自分たちで資料を調べ真実を見極めなければならないとしている。
2010/10/29
自堕落
レイコ突撃インタビューするならもっと深く掘り下げてよ
まっさん
岡崎玲子って凄い...
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