永井荷風という生き方 (集英社新書)
永井荷風という生き方 (集英社新書) / 感想・レビュー
i-miya
((2006.11読了))2006.10、1943 神戸生まれ『寺田寅彦は忘れた頃にやってくる』「永井先生はいますか」「いない。本人が言っているのだから間違いない」看護婦、初恋の人、お蓮さん、蓮=荷、散人を自認、世捨て人、めっぽう女好き、けち、79年の生涯、M12 1879生まれ 12/3、米仏留学、市川で死亡、明石、岡山疎開、T13 『桑中喜語』桑・・・桑畑でする男女の不義、淫事、愛人一覧表、親、日本郵船、あめりか物語、ふらんす物語、芸者の八重次を嫁にしたおかげでわがいおりは色と情緒のたすきがけ(絵)大
2009/08/05
うえ
「筆禍ともいうべき困った事態が発生していることも事実で、荷風の日記が原因で、人間関係にさまざまな反響を引き起こしている。「面と向ってその人に喧嘩を売ることの出来ない弱虫には、女のヒステリーのようにどうしても彼には『日記』が必要だったのだろう」と怒っているのは小島政二郎という作家である(『百叩き』二十四)」「鴎外崇拝者として荷風は有名であるから、鴎外全集の出版社が荷風を顧問にしようとした…小島政二郎も荷風に負けぬくらいの鴎外崇拝者で…今回の全集発行に際して荷風は、ことさら小島政二郎の参加をイヤがっている」
2015/08/07
さわたり
荷風さんの小説は一つも読んでないのですが。いいですねえ。冒頭のエピソードがいい。さすがわ究極の世捨て人。「日和下駄」なんて「ブラタモリ」を思わせるような、へー、がありました。
2014/06/30
おつ
なんだかんだ読書傾向が偏ってしまってるのが悩みなところ、オフ会でいただき読んでみた。読書傾向だけじゃなくて人間関係も結局偏ってしまうよな、と最近悩みだったのでこんな考えと行動の人もいるんだなとびっくり。 現代にこの人がいたらどんな日常だったのやら。
2014/11/09
tuuli
人に何と言われようと自分の思った通り本音で生きる。人に頼らず、迷惑かけず、一人で生きて一人で死んで行く、そんな荷風の生き様、死に様に憧れます。孤独死が寂しいだとか言うそんな他人に対しての見栄はばかばかしいのだ。
2014/03/21
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