<ヴィジュアル版> ONE PIECE STRONG WORDS 下巻 (集英社新書)
<ヴィジュアル版> ONE PIECE STRONG WORDS 下巻 (集英社新書) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
ポートオブコール。港の声。自由への招待。愛の言葉。恋愛事情の描かれないONE PIECEではそれはとても広い言葉。絆の言葉。互いの傷を認め、瘡蓋を築き上げたからこそ創かれる物がある。悪の言葉。人は悪に惹かれる。強いから。凭れかかったそこに、一筋の夢。歌の言葉。悲しいから歌い、嬉しいから歌い、高らかに朗らかに謳歌する。生きる言葉。夢は、人を生かす。過ぎ去りし後も、次の人の夢を生かす。選別の言葉。未来は、規定できない。だからこそ言葉達。彼らの礎となれ。糧となれ。光となれ。約束となれ。STORNG WORDS。
2013/10/26
Gatsby
上巻と同様、内田先生の解説を読みたくて購入。『僕たちは「あなたなしでは生きてゆけない」という弱さと無能の宣言を通じてしか、ほんとうの意味での「仲間」とは出会うことはできない。』という内田先生の言葉と、「俺は剣術を使えねェんだコノヤロー!!!航海術も持ってねェし!!!料理も作れねェし!!ウソもつけねェ!!おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」というルフィのStrong Wordsに心が動く。これって、鷲田先生の言う「相互依存」だよね。与えてばかりで何も受け取らないのは自立ではなく、孤立。
2011/04/15
魔王
こちらも名言を集めたものばかり。というか懐かしいし違う読み方が今なら出来そうな気がする。ドルトンの「国に心を望んで何が悪い」がいますごく響きました。
2017/12/30
ポカホンタス
やはり内田樹の解説目当てで読んだ。上巻はマンガの世界全体をグローバル社会とそれへの対抗勢力という図式が提示されたが、下巻では、徹底的なルフィー論。武道の達人としてのルフィー、卓越したリーダーとしてのルフィーが論じられる。<語り部>としてのウソップの役割にも注目しつつ、どこまでも自由を追求することの意味、意外にも儀礼をおろそかにしないという一面などが指摘され、海賊王信仰という宗教性がこのマンガの本質であると説く。<上巻>よりも納得できる内容だった。
2011/04/23
何事にも全力で
157「助けて」「当たり前だ!!!!!」はもうここだけ読むだけでも涙が出てくるくらい本当に大好きなシーン。しっかり下巻に収録されてて良かった。内田先生の解説には今回も考えさせられる。新世界編に入るまでのエピソードを再読する前にこれを読むことでまったく違う読み方が出来ると思う…が61巻を再読する時間がなかなか取れない。新世界編があまり進んでないうちに一度は再読したい。
2011/07/12
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