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小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書)

小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書)

小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書)

作家
アルボムッレ・スマナサーラ
出版社
集英社
発売日
2011-11-17
ISBN
9784087206159
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小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書) / 感想・レビュー

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いつものように無常観を基本にあれこればさばさ。人生は無意味で、人間は錯覚の世界に生きていると言い切る。『つまるところ、生命とは、無常の法則によって流れるだけのことです』人間の枠がそうなっているので、その枠から外れるには解脱するしかない。解脱するまでその枠で暮らしていくのだから、現実を直視して、人と比べず、小さな悟りを積み重ねて、達成感を得ていくのがよいのでは、という。なるほどそこが落としどころか。川下りをしながら岩に激突しないようにしていくのが人生か。不自由を知れば自由の範囲も知れ、楽しむ範囲も見えてくる

2022/04/30

テツ

小悟大悟。生きるの死ぬの。瑣末なことに大騒ぎしても人生なんて丸ごとまとめて虚しいシロモノ。無常な世界。そうしたフィールドに生きる僕たち人間という存在。悩み苦しみなんてどうでもいいぜ。どうせそのうちにみんなまとめてくたばってしまう虚しい存在なんだから。著者の意図とはかけ離れてしまうけれどきっとそうした覚悟をしてその上で今自分がこの場所で生きるという意味を考えた末に悟りってあるのかなとぼんやり思う。意味のない存在に意味を見出す。そんな無駄な行動でしか人間って幸せを掴めないのかもな。

2017/11/30

なつ

『人生は変化するものです。逆境も順境もない、ずっと同じままの人生などありえません。人間も自然の生き物ですから天気のように絶え間なく変わっています。~略~悪い天気だから逆境、いい天気だから順境ということではないでしょう。人生もそれと同じ。逆境や順境なんてものは本当はないのです。自然と同じようにただ変化がある。そうシンプルに捉えることができればいいのです。』風が強い日は空を眺める回数が増える。雲がどんどん形を変え流れていくその様=変容が面白いから。そして思う。これからもそんな『雲』のように生きていきたい、と。

2021/10/20

何度も読み返したい一冊。この本に出逢えてよかったと思う。生きづらさから救われる小さな「悟り」が沢山詰まっている。この本を読むと、世の中のこと、感情、欲、怒りなど、様々なことに対して、少し見方を変えるだけでも、穏やかに生きていけそうな気がする。中でも「無常」の考え方は、常に心にとめておきたいと思った。読みやすく、スラスラと読める。でも、内容は深く、良い本に出逢えた。

2019/03/11

まご

全体的に、理屈っぽい。筆者自身の考えを、無理やり仏教の教えにこじつけようとしている。読んでいて、だからどうした?何が言いたいのか?と疑問が募る。駄本です。

2015/05/24

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