一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)
一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書) / 感想・レビュー
杜のカラス
イスラエルとハマスが戦争しているから、特に興味を持って読んだ。中東は、ずっと戦争だ、あの周りと一度に戦争した六日戦争、イスラエルが他のアラブ諸国を圧倒した。なんてユダヤ人って、すごい連中なんだと驚いた。今度のハマスの襲撃、事実はどうかしらないが、安息日だそうで、ユダヤ人、静かに祈るそうだ、一方でフェスティバルやっていんだから、どうなのか知らないけれど、ユダヤ教の原則は徹底しているらしい。いろいろあったもの、関心は持っておきたい。最近、地震の報道で、ウクライナや中東、ニュースがないけど、戦争は続いている。
2024/01/15
marco
後から更新するつもりだけれど、とりあえず読了直後の感想。昨今のイスラム諸国のニュース、そして、個人的に抱いているクローバリズムへの疑念についての思索を助けてくれる好著。でも、なぜだろう、内田樹先生の本を読むと元気が湧いてくるのは。
2014/06/19
佐島楓
イスラム教についていろいろと誤解があったことがわかった。もともとは共有の思想を持った平和的な宗教。あと本書を読んでいた当時TPPが大詰めだったので、食糧問題とグローバル化に関するところは興味深く読ませていただいた。そのほかにもはっとさせられる考え方がいくつかあった。発見が多い、有益な読書だった。
2014/03/31
Y
内田さんがカリフ制再興を主張するイスラーム学者の中田さんとどんな話をするのだろうかと少し緊張しながら読み始めたけど、心配する必要がないくらい両者はうまくかみ合ってた。毎日中東情勢について報道されるのに、中東のことをいまいちよくわかっていなかった。けれど、中田さんの語るイスラーム圏の現場の空気やイスラームは実は施しの文化であるとか、どんどん色んな側面を見るにつれてイスラームっておもしろいと思えてきた。世界情勢を捉えるにあたって本質を見抜くうえで重要な座標軸を得られた。
2014/03/26
onasu
時折、回教やアラブの本を読むのだけど、結果は少々固有名詞に馴れる程度。今回もその域ですが、先日読んだ本(戦後史の正体)とかぶるところがあって、幾分おもしろく読めました。 宗教と国家。この双方に、ここまで関心の薄い国民というのは稀有なのでしょう。それで、相対的にはいい国だ、てのも不思議なところ。だから、この辺りの事情を底辺とする緒外国の実情を、表層の情報としか受け止められない。 なんで、たまにはこの手の本を読むのは有効、と思っています。それが有為な方の対談とあれば最適。好著だと思います。
2014/04/20
感想・レビューをもっと見る