私が愛した映画たち (集英社新書)
私が愛した映画たち (集英社新書) / 感想・レビュー
Isamash
2018年発行、著者吉永小百合、取材構成が立花珠樹(共同通信社編集委員)。大根女優と思ってたが最近浦山監督「キューポラのある街」を見て、彼女の魅力に驚かされ本書を手に取る。多くの監督や俳優に関する彼女の感想や評価が書かれていて興味深かった。彼女の映画として市川崑監督の「細雪」は1番と思っていたが、本人的にも自分の意地悪な表情が引き出されていて驚きだったらしい。市川監督との他コンビ作を見たくなった。夢千代日記で共演の松田優作の評価が高くてビックリ。「動乱」も見たくなった。プロデューサでの映画作り関与は初耳。
2023/02/06
gtn
「夢千代日記」におけるセリフを巡る監督との対立は、おそらく吉永が正しい。これにより二人に微妙なしこりが残るが、それに怖じない彼女の強さがある。その強さが、今も女優を貫き通している所以だろう。
2020/07/09
jima
1959年「朝を呼ぶ口笛」から2018年「北の桜守」まで出演した映画120本。その歩みを振り返る。
2018/04/11
garth
「私の手首は、まるで“ユリ・ゲラーのスプーン曲げ”の様にくねくねと曲がり、その場で私は必死で手を元に戻そうとしたのである」やっぱこの人って変…
2018/03/09
みーさん
吉永小百合さん本人は素晴らしい人だと思うが、映画はあまり見ていない。巻末に出演作120本が載っていて、映画館で見たのは海峡のみ。あとはテレビ放映でしか観てない。細雪、映画女優、外科室。細雪はいいと思っていたが、市川監督の魔法にかかったとあった。これを読んで見てない映画を観たくなった。
2018/11/18
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