花ちゃんのサラダ 昭和の思い出日記 (集英社新書)
花ちゃんのサラダ 昭和の思い出日記 (集英社新書) / 感想・レビュー
Inzaghico (Etsuko Oshita)
「花ちゃんのお勝手」、「日本橋の『スエヒロ』」、『三越の食堂』、『三笠会館の唐揚げ』といった見出し、昭和世代に直球で迫ってくる。この人は、わたしより10歳ほど上だが、商家の生まれで、両親が外国暮らしで、祖母と一緒と住み、「ねえやさん」に育てられた。「花ちゃん」というのは、そのねえやの名前だった。ちなみに、ねえやの本名は美智子さん。昔はそういう時代だったんだな。
2020/12/30
イースクラ
著者より一回り下だけど、読んでて思い出した…高校時代訳あって三味線を習いに行った駒込の古いお家。煙管で一服し、吸い終わるとそれを煙草盆に叩き付ける怖い師匠。ねこが居て、不安覚えたこと…この本の中に出て来る人や景色と一緒で、もうどこにもいない。
2021/06/26
田中秀哉
南條商店版『銀の匙』とはよく言ったもんで、珠玉の短編集でした。今はもう味わえないであろう昭和の東京をノスタルジックに描いています。
2021/03/24
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