本人に訊く 壱 よろしく懐旧篇 (集英社文庫)
ジャンル
本人に訊く 壱 よろしく懐旧篇 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ばんだねいっぺい
椎名・目黒コンビが、時系列に椎名作品を語る。読んでる本もありゃ、ない本もあって、予習・復習もできる最良のブックガイド。これだけ、書く椎名さんも凄いが、それを読み、正直に批評する目黒さんも凄い。
2020/03/15
ツバメマン★こち亀読破中
椎名誠の初〜中期の作品について、目黒考二が時系列に椎名本人にその背景を尋問していく(笑)この辺の作品は殆ど読んだけど、内容を覚えていないものも多い。でも書いた本人も覚えていないようだからしょうがないか。因みに僕が椎名作品を初めて読んだのは「フグと低気圧」文庫版で、新刊で買ったから1989年のこと…(ここで感慨にふけるツバメマン)。途中挟み込まれる同人誌に書かれた「アド・バード」「白い手」の元になった作品や、岳自身による「岳物語」への思いなども良かった!
2022/01/10
ドナルド@灯れ松明の火
椎名さんの過去の作品を漏らさず、本の雑誌社初期メンバーの目黒さんが書評をしていく。いやー懐かしい。読んでなかった作品も出てきて興味津々。それにしても改めて多量の作品にびっくりする。 お薦め
2020/11/20
時代
椎名さんの発刊した書籍を時系列的に全て評していく企画。目黒と椎名の当事者二人が邂逅するのだが、そりゃまぁ覚えてない事の方が多いよな。目黒さんの評価が辛辣で椎名さんもたじたじなところが微笑ましい。ずっと昔だがほとんど読んだ本なので、その当時の自分の事を思い出しながら読んだ。ほんとに懐かしい◎◎
2019/08/29
緋莢
この目黒考二というのは、書評家・北上次郎の本名で…というのは椎名誠の本を読んでいる人には説明不要のことでしょう。ともに『本の雑誌』をたちあげた古くからの知り合いというのもお馴染みでしょう。「椎名誠旅する文学館」をネット上に開設する際に<椎名誠の全著作を現在の段階ですべて読み、その裏側の事情 作者の意図などについてのインタビューを行うことを提案され>、始まった企画で 1979年のデビュー作『さらば国分寺書店のオババ』から、1994年の『はるさきのへび』まで 78作品までが収録されています(続く
2019/12/11
感想・レビューをもっと見る