秘伝「書く」技術 (集英社文庫)
秘伝「書く」技術 (集英社文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
夢枕さんの作家としての仕事についての舞台裏を紹介してくれています。創作の現場・技術・継続ということでご自分の作品などを取り上げてのものなので楽しめました。とくに最初の「大江戸恐竜伝」やその後に出てくる「陰陽師」などについての野村萬斎さんへの感想など私の思っている感じを書いてくれています。私などはおよそ創作などはできないのですが、仕事上での参考になることがいくつかありました。
2019/10/07
コットン
書くことについての仕事の進め方の本。作家の手書きメモやスケジュールが垣間見れるのが貴重。
2020/11/03
たか厨
2019年8月刊。親本は2015年1月刊。『陰陽師』や『飢狼伝』など数多のヒットシリーズを抱える小説家が、自らの手の内を明かした、創作の指南本。『創作の現場』『創作の技術』『創作の継続』の全三章から構成。第一章では自作『大江戸恐龍伝』を例に、筆者が同作をどのように着想し、どんな資料を集め、どこへ取材を行ない、どう執筆していったかが明かされる。『大江戸~』は未読なので、その内、読まねば……。第二章では『陰陽師』シリーズの主人公コンビ・安倍晴明と源博雅のキャラクターを(続)
2024/06/28
ココロココ
本屋で面白そうだと感じ手に取った本。夢枕獏さんの本は1冊も読んだことがない。この本を読んで読んでみたいと思ったが、物語が壮大すぎて、読むことはないかも。夢枕獏さんがどのように小説を執筆しているのか、百人百様だとは言っているが、夢枕獏さんの執筆方法には目を見張るものがある。取材ありきの姿勢は是非とも見習いたい。
2019/09/03
Tomomi Yazaki
私も獏先生のカード利用手法は、スマホのメモで実践している。勿論このレビューも。題材は大江戸恐龍伝。6巻にも及ぶ大作ですが、何年も積読している本です。読む前に創作に関する裏話を知ってしまうとは!でもその手法を知ると、なぜ夢枕獏の物語に引き込まれるのかが分かりました。他の作家もこれを読んだら必ず真似しますよ。だけど結局はセンセも死ぬほど考えて、乾いた雑巾から最後の一滴を搾り取るかの如くアイデアを出し創作する。そんな締切と趣味と知の冒険のルーティンは到底真似できない。けれど新たに、読書欲が沸々と湧いてきました。
2019/12/03
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