捜し物屋まやま (集英社文庫)
捜し物屋まやま (集英社文庫) / 感想・レビュー
machi☺︎︎゛
可愛い表紙絵に惹かれあらすじを読んでみたら意外とブラックな感じかな?とドキドキしながら読んだ。木原さんってBLの作家さんのイメージだからここに出てくる4人も勝手に想像。捜し物屋を兄弟で営む和樹と白雄。普通に探すのではなく占いで探すというところが面白かった。同じビルにある弁護士事務所の弁護士、徳広。放火に遭い家を無くした天涯孤独の三井。この4人を中心に起こるちょっと怖くて痛快なドタバタ事件簿だった。でも最後のゴ○ブリ鍋だけは絶対勘弁!!
2021/08/19
キナコ
表紙買いした一冊。途中イラストも挟んでいるため、キャラクターは分かりやすい。『探し物屋』をしている義兄弟が主人公。特殊設定もあり、ファンタジー混じりのミステリー。各キャラクターが個性豊かでサクサクと読めるエンタメ系でもある。4人のメンバーで事件に立ち向かっていく。結構義兄弟の関係や弟のサイコパス的な発想、過去の出来事も今後明確になっていくのが楽しみな一冊。
2022/11/04
みかん🍊
パワハラで引き籠りになって10年、家が放火で全焼し住むところも頼る人もいなくなった三井は偶然出会った自称小説家で探し物屋まやまをの和樹に助けられる、和樹は親所有のビルで声が出ないマッサージ師のイケメン弟白雄と4階に住み3階に事務所を置いている2階の法律事務所の弁護士徳広と年も違う男4人が緩くつるみながらも事件に巻き込まれ、奇妙な方法で解決して行く、初読みの作家さんだが面白かった、BL臭を匂わせながらも一般小説で濃いキャラクター達に笑わせられたり重かったりなところがどこかしをんさんを思わせる作品だった。
2021/06/22
あも
パワハラ引き篭もり→親の死で天涯孤独→放火で家まで失うという悲惨極まる三井青年が、憑依系捜し物屋の間山兄弟に拾われる。小動物系の兄・和樹とイケメンだけど喋れない弟・白雄、ドルオタ弁護士の徳広とワチャワチャしながらキャンプでトラブルに巻き込まれたりする話…。と、設定こそライトだが、主人公サイドも犯人サイドも闇深い。胸中に抱えた執着や利己心といった醜悪さや異常性にべっとりと心を汚される気がする。まっすぐな和樹に救われ、エピローグ「ニャーの日常」で読後感は悪くなかったが、なんせ闇深い。何はともあれ続編読みたい。
2020/02/11
☆よいこ
BLではないが執着系。オカルトもの捜し物屋。帯では「(冷血イケメン)能力者弟×(陽気な)自称小説家の兄」とあるが、互いに執着系リバも考えられるゾ。▽トラウマが半端ないKso漏らしで始まりG鍋でシメる辺り最高です(コノハラー的感想)▽[第1章:三井走の脱走]引きこもりが放火で焼け出されお節介な間山に拾われる[第2章:徳宏祐介の悲哀]ドルオタ弁護士主催のキャンプ。[第3章:間山和樹の憂鬱]弟、白雄(しお)との出会い。セクハラ作家に天誅[第4章:間山白雄の災難]白雄の過去と能力。▽三井の角刈りてすぐ伸びたの?
2019/11/24
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