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ファミリーポートレイト (集英社文庫)

ファミリーポートレイト (集英社文庫)

ファミリーポートレイト (集英社文庫)

作家
桜庭一樹
出版社
集英社
発売日
2020-01-17
ISBN
9784087440669
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ファミリーポートレイト (集英社文庫) / 感想・レビュー

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優希

読んでいる間中、ずっと体に痛みが走っていました。何度も読むのをやめようかと思うのですが、コマコの謎が知りたくて、読む手が止まりませんでした。現実か非現実か。怖い作品ですね。

2021/10/25

ソラ

講談社で以前文庫化した時に読んでおり、久しぶりに再読。普通とは違う育ち方をしある意味闇を抱えて生きている主人公が第2部に入りその闇と付き合いながら折り合いをつけていく様に魅かれた。

2020/02/16

ティコ

泣いた。読むとすっっごく感傷的になる。登場する人物や土地に意味が感じられるので面白い。鎖の一番弱い場所が、その鎖の強度を決める。家族も一緒。だからこそ、家族で一番弱いものを愛するんだ、それが人間だ。という台詞と、コマコの親にスポイルされた。という反感は表裏一体だ。コマコの母・マコはどう考えても毒親で、正にコマコはスポイルされているが絶対的な母のことを憎みつつも愛しているから、気持ちを浄化できない。大人になってからも自分のロールモデルになってくれる人を見つけられず、作家になって成功するけど、苦い話だ。

2021/12/31

うさみP

我等は我等の社会の不信者。狂気のつぶてで神を殺し、命に線を引き、地平の向こうへ歩む者。11年講談社文庫版の感想より(なにこれw)。『この世の終わりの日まで一緒よ。呪いのように。親子だもの』マコとコマコは精神的な双生児であり濃密百合的親子関係。第一部が『所在の分からない逃避行』というテーマは一本しっかりしているが、第二部で一気に世界は広がったり『母との幸せな悪夢を追う娘』『言葉の膿を物語にする作家としての成功と苦悩』が有機的に繋がらずダルさを感じた(個々の話は面白い)。母が元小説家という設定だったら。

2020/01/25

terukravitz

★☆☆☆☆

2020/02/08

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